表現文化学科学科イベント
2026-06-09
5月23日(土)、本学体育館にて、「就実表現文化のつどい2026〜鬼リピの果てダンス〜」が開催されました。今回の講師は身体表現ゼミ第16期の卒業生で、現在NPO法人DANCE BOXに所属する杉本昇太さんと国際的にご活躍の舞踊家中間アヤカさん。第1部では杉本さんによるレクチャー「表現が生まれる場~国内ダンス留学@神戸の取り組みを例に~」、第2部で中間アヤカさんによるワークショップ「鬼リピの果てダンス」が行われました。
レクチャーでは、表現とは「創る」ものではなく「生まれてくる」もの、能動でも受動でもなく、一つの舞台装置や観客の捉え方などから、人と人、場所と身体、舞台と客席の間で気づいたら生まれてきているものだと考えていること、また、表現の見方には正解は無く、見る人(観客)を信頼して自由に受け取ってもらうものなのではないかという杉本さんの考えに触れました。
ワークショップでは、「歩く」というシンプルな動きから始まりました。そこでは「見られる」自分にとらわれることなく、常に周りを見ながら主体的にこの空間に自分はどう「ある」のかを探っていくことが求められました。複数人で同じ動きをするのか、あるいは1人だけ異なる動きをするのか、集合するか、または分散するかといった幅広い選択肢があり、中間さんはそのどれも尊重していることが印象的でした。他にも現状維持をせず、次の展開を作って変化させていくことを大切にしていらっしゃる姿も印象深かったです。途中からは中間さんが指定するテーマに沿って動いたのですが、そのテーマが「ウミガメの産卵」「182個のさくらんぼ」「ストライプ」「強い人」など、なんとも奇想天外で驚きました。受講者各自が捉えるイメージはそれぞれ異なるのですが、一切相談することなく、複数で動きながら探り合っていく活動となりました。
このワークショップを通して、私たちは「変化に身を委ねることの楽しさや自由さ」を改めて実感しました。杉本さん、中間さん、この度は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
受講者・身体表現ゼミ4年生
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以下はアンケート回答の一部のご紹介です。
・表現は「生まれる」という観点を知り、生むための試行錯誤の連続があることを知りました。
・観る人に委ねるというスタンスがダンスにあるのかと感激しました。劇場の作り方から作品を構成しているのも面白かったです。
・同じ動きを繰り返していても、変化が生じてくるのが面白かったです。表現が生まれるということを実感しました。
・人と人との不完全な交わりの中で、不完全だったからこそ互いの想像していなかった新しいものが生まれるのを実感しました。
・鬼リピしたステップに縛られているのか、自由を与えられているのか、委ねるのか、リードするのか、力加減が難しい。個性がたくさん出ていて面白い。
・相手がいなければ、表現は生まれない。その表現も100%相手に伝わる必要はない、とても大切なことだと思いました。



