教育学科在学生の声
2026-06-04
4月30日及び5月13日に、本学科の4年生が、特別支援教育実習前の学習として、西支援学校と岡山支援学校を見学しました。
今回の見学では、特別支援教育の奥深さや、子どもたち一人ひとりの可能性を信じて支える先生方の姿を学ぶことができました。レポートから見学をとおして学んだことを抜粋して紹介します。
【学生のレポートのまとめより】
西支援学校では、知的障害のある児童へのきめ細やかな支援に触れることができました。教室では、机の配置が工夫されており、スケジュールカードや手順表などの視覚的な支援も取り入れられていました。そのため、子どもたちが安心して学習に取り組める環境が整えられていると感じました。先生方の肯定的な声かけや、子どもとの適切な距離の取り方も印象に残りました。また、作業学習では、将来の就労を意識した指導が行われており、学年が上がるにつれて支援を少しずつ減らしていく工夫から、社会参加を見据えた支援の大切さを学びました。見学を通して、子どもたちの「できる力」を引き出すことの大切さを改めて感じました。
一方、岡山支援学校では、肢体不自由のある児童・生徒が安心して過ごせるように、校内全体が工夫されていることが印象に残りました。車椅子同士がすれ違える広い廊下や段差のない設計、教室内のマットなど、安全に過ごせる環境が整えられていました。温水プールでは、自立活動の一環として身体機能の維持や筋緊張の緩和を目的とした指導が行われており、トイレも床式と洋式の両方が備えられていて、一人ひとりの実態に応じて使えるようになっていました。教材についても、先生方が子どものわずかな動きに合わせて手作りのスイッチ教材を作成しており、とても丁寧だと感じました。意思表示が難しい児童に対しては、視線や表情の変化を丁寧に受け止めながら支援が行われていました。寄宿舎では、「自分でできることは自分で行い、必要な時は援助を求める」力を育てることが大切にされていました。また、医療的ケアの場面では、看護師と教員が連携し、子どもたちが安心して学習に参加できるよう支えていました。さらに、ボッチャや音楽を取り入れた授業では、一人ひとりに合わせてルールを調整したり、見通しを持てるようにしたりする工夫がされていました。
今回の見学を通して、特別支援教育では、その子が持っている力を信じて、環境や教材、関わり方を工夫することがとても大切だと学びました。これからの実習では、今回学んだことを活かしながら、子どもたち一人ひとりに寄り添って関わっていきたいです。
