ニュース

総合歴史学科オープンキャンパス

7月のオープンキャンパスの記事を掲載しました。

2025-07-29

■2025年7月オープンキャンパス(7月19・20日)

 

 2025年7月19日(土)・20日(日)の両日、10時30分より15時までオープンキャンパスを行いました。学部イベント「人文カフェ」で総合歴史学科の展示を行い、並行して学科説明会・ミニ講義・総合型選抜(自己アピール型)の説明会、体験型ワークショップ、総合型選抜(自己アピール型)の面談・登録を実施しました。

 

【学部イベント「人文カフェ」】

 人文科学部の相談・展示コーナーとして「人文カフェ」を10時30分から15時までB館2階のBコモンズで開きました。人文科学部の学びや雰囲気を来場者の皆さんに知っていただくために、人文科学部3学科がそれぞれ展示ブースを設け、人文科学部の教員や学生に気軽に相談や質問をしていただける会場です。総合歴史学科では、授業で用いる辞典や教科書のほか、オススメの図書、卒業研究、在校生のメッセージ、新入生研修旅行で学生が撮影した写真などを展示しました。受験勉強や大学生活のこと、教員免許の取得などについて質問があったそうです。今回は卒業研究の展示が好評で、手に取って熱心に見て下さる方が特に多かったです。

 19日には、人文カフェ内で学部ミニイベント「旅カフェ」を行いました。総合歴史学科からは、小林亜沙美准教授・渡邉将智准教授・中山穂孝講師が国内外への学外研修やゼミ旅行の様子を紹介しました。また表現文化学科からは韓国への学外研修について、実践英語学科からは韓国への留学について紹介がありました。紹介された一連の旅行に参加した学生にも旅での印象を話してもらい、「旅での学び、その楽しさ」を共有することができました。「旅カフェ」は、人文科学部全体の魅力を伝えられるよい機会になったと思います。

【学科紹介】

 

 19日は三田智子准教授、20日は松﨑博子教授が11時50分からの学科紹介で総合歴史学科の特色などを説明しました。続いて在学生(19日は2年生:石原健翔さん・福島暢歩さん、3年生:八代彩花さん、4年生:阿部純菜さん/20日は2年生:平川波音さん・藤井敬久さん、3年生:澤七海さん、4年生:三宅凜さん)が、さまざまな学外研修や、クラブ・サークル活動など日常生活の様子を紹介しました。在学生の感想を交えた紹介は、参加してくださった皆さんにも好評でした。

【ミニ講義】

 

 19日は歴史遺産コースの中山穂孝講師が「新しい聖地が生まれるまで-アニメの聖地巡礼と地域社会-」という題でミニ講義を行いました。近年盛んになった、アニメや映画などの舞台をファンが訪れる「聖地巡礼」は、新しい観光形態であり、地域にとっても経済的な恩恵が大きいことが紹介され、成功事例としてアニメ「らき☆すた」の舞台となった埼玉県久喜市が紹介されました。一方で、「聖地巡礼」では、その地域が本来有していた文脈とは異なる、「虚構としての物語世界」が注目されるため、「地域の現実」と区別する重要性も説明されました。

 20日はアジア史コースの井上あえか教授が「分割されないカシュミール-領土問題はなぜ難しいのか-」という題でミニ講義を行いました。カシュミール地方は今なお国境が未確定で、その帰属を巡って1947年以降インドとパキスタンが対立を続けています。この背景を信仰や政治状況の面から整理するとともに、近年では「分割せずに、共同統治をする」という概念が登場したことが紹介されました。この間、双方は常に戦争状態にあったわけではなく、対話を継続する中で、国際社会とともに成熟し、新しい解決策が提示されているという経緯が印象的でした。 

 いずれのミニ講義でも、現在の問題を掘り下げることで地域のもつ課題や、その歴史的な背景などが明らかにされました。総合歴史学科の学びが幅広いことを、参加してくださった皆さんにも感じていただけたと思います。

【体験型ワークショップ】

 19日は、2つの体験型ワークショップを行いました。

 1つは渡邉将智准教授が「夏王朝は実在したのか?」というテーマで行いました。中国古代史において伝説の王朝である夏について、文字史料や考古学史料の検討からどのようなことが判明しているのかをまず確認し、参加者の皆さんが「夏王朝は存在したのか?」という問いに、自分なりに考え、回答を用意していました。

 もう1つの体験型ワークショップは、中塚朋子教授が「「女性専用車両」についてジェンダーの視点から考えてみよう」というテーマで行いました。「ジェンダー」という概念を学んでから、大都市圏の電車に設けられている女性専用車両の意味と役割、メリットとデメリットについて意見交換をしました。

 20日も、2つの体験型ワークショップを行いました。

 1つは山本航平講師が「「すべての人間」って誰のこと?―アメリカ合衆国が抱えるジレンマ」というテーマで行いました。人権やジェンダーに着目しながら、アメリカ独立宣言などの史料を比較・検討し、アメリカが建国以来掲げる「自由」「平等」という理念に内在する矛盾を読み解いていきました。 

 もう1つは、三田智子准教授が「くずし字を読んでみよう!」というテーマで行いました。江戸時代の古文書に書かれているくずし字の基本的な事柄を確認してから、参加者は古文書に書かれた江戸時代の人名をよく観察し、真似をして書き写し、何と書かれているか考える、という体験をしました。

 体験型ワークショップでは、参加者の皆さんと一緒に考えたり、手を動かしたりしながら学びを深めていきます。学生スタッフもサポートにあたりますので、大学でおこなわれる授業の一端を経験していただくことができます。

 

【次回のオープンキャンパス】

 

 次回は8月23日(土)に開催します。ミニ講義・体験型ワークショップとも、これまでと異なる内容で行います。詳細は大学HPで公開されておりますので、ぜひご確認ください。多数のご参加をお待ちしております。なお、総合型選抜(自己アピール型)の説明会・登録面談は8月23日が最後の機会となります。

(文責:三田)

◆過去のオープンキャンパスの記事はこちらからご覧いただけます。

2025年6月オープンキャンパス

https://www.shujitsu.ac.jp/sogorekisi_site/news/detail/5678