人文科学部学部教員最近の活動
2025-07-04
6月15日、人文科学部表現文化学科の岩田美穂准教授と学生10名が、笠岡国際交流協会主催の「やさしい日本語」研修会に参加しました。岩田准教授は、かねて人文科学部の「地域協働方言支援活動」を指導しており、その活動の一環として参加したものです。
「やさしい日本語」とは、普段使われている日本語を、外国人や子供、高齢者など、どんな人にもわかりやすいように単語や表現を工夫した簡単な日本語のことです。「やさしい」には「優しい」と「易しい」の両方の意味が込められています。外国人を含め、誰も取り残さず、みんなで共生できる社会を目指す考え方ともつながっています。
研修会では、まず岡山外語学院の講師の方から「やさしい日本語」研修会の背景や重要性、「やさしい日本語」への変換の方法などの実践的なお話しを伺い、その後、各グループで実際にベトナムなどの日本語学習者の方々と交流しました。
学生たちは非常に積極的で、とても充実した研修会になりました。参加学生に感想を寄せてもらいましたので以下にご紹介します。
1422036 白石明日美
日本語は多種多様な表現ができる言語です。外国の方は基本的な単語を知っていても、それ以外の表現に出会った際に分からなくて困ってしまうのだと講座を通して理解を深めることができました。
「やさしい日本語」の法則を教わり、実践する時間がありました。どんな人にも伝わる簡単な言葉や言い回しを考えて変換しながら話すのは、予想以上に難しかったです。今後予定されている交流会では「やさしい日本語」を用いてたくさんお話しを伺えるよう、普段の会話から意識して使っていこうと思います。