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生活実践科学科学生の活躍

学生たちが “キワニスドール” を作り学修を深めました

2025-05-02

 病院で手術や入院をする子どもたちに役立つ人形「キワニスドール」を、生活実践科学科の2年生が制作し、ボランティアや小児医療の現状とあわせて学修を深めました。

 

「キワニスドール」とは、身長40cmほど、重さ50gの白い生地の人形です。
病院で手術や治療を受ける
子どもに、ドールを使って事前に説明し、不安や恐怖心を軽減させることなどに役立てられており、ボランティアでドールを作り寄付する活動も、世界各地で取り組まれています。

キワニスドール(真ん中の白い“無地”の人形)
左右は無地のキワニスドールに顔などを書いたり服を着せたりしたものの例

 生活実践科学科の久保美沙登 准教授のゼミでは、初めて学修に取り入れ、ドールやボランティアの歴史などを調べたのち、地元で活動を続ける団体・岡山キワニスクラブから講師3人を招き制作にあたりました。
 ドールは、型紙をもとに切り取った、さらしを2枚縫い合わせ、中に綿を詰めて作ります。白いドールの顔や体に書き込みがされるため、仕上がりがなめらかになるよう、綿をバランスよく均等に詰めることがポイントのひとつだということです。
 この日、学生たちは、講師の丁寧なアドバイスを受けながら、ドールを仕上げていきました。

 岡山キワニスクラブの事務局長、仲田錠二さんによりますと、大学に出向いての活動は初めてということで「ドールを手作りすることで、若い世代のみなさんに、何かを感じ、気付いてもらうきっかけになればうれしいです。」と話していました。
 また学生のひとりは、「キワニスドールや活動を初めて知りました。心を込めて作ったので、使ってくれる子どもたちに、思いも伝わってほしいです。」と話していました。
 学生たち手作りのキワニスドールは、クラブを通じて、医療施設に贈られる予定です。

最後にみんなで記念撮影!