5月24日、ユネスコの「世界の記憶」に「
智証大師円珍関係文書典籍―日本・中国の文化交流史―」
が登録されました。9世紀に唐へ渡り、
日本に密教の教えをもたらした僧円珍に関する資料群で、現在、
園城寺と東京国立博物館に収蔵されています。
園城寺の関連サイトは
こちら(
https://miidera1200.jp/unesco/)です。
本学名誉教授、土井通弘氏(人文科学部表現文化学科)は、国宝智証大師関係文書典籍保存活用専門委員会の副委員長として、園城寺蔵の文書典籍の保存・活用事業に尽力されてきました。この登録を機に、いっそう重責を担われることとなります。なお本学教授、川崎剛志氏(同上)も同委員を務めています。
本資料が、当初に近く、かつ良好な状態で後の世代に伝えられ、東アジアの文化交流、交通の足跡を示す貴重な資料として世界に認知、評価されることを願っております。