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岡山心理学会第70回大会が就実大学で開催されました

2023-01-06

岡山心理学会は岡山県内の心理学の研究者,心理職,大学生や大学院生の研究交流を長年行っている学会です。その第70回大会が,11月26日に就実大学・就実短期大学で,3年ぶりの対面で開催されました。県内の大学から心理学の研究者、大学院生、大学生,そして心理職の方々が多くご参加くださいました。

 

ポスター発表では,熱心な発表,参加者との討論が繰り広げられ、対面大会ならでは自由で熱気にあふれた大会となりました。初めて学会に参加した学部生も熱心にポスターに見入っている様子が見られました。心理学の「研究」の面白さに触れる大会であったと思ます。総会の最後には,2件の大会発表奨励賞が授与されました。

  

コロナ対策には気を遣いましたが,大学からお借りした二酸化炭素濃度測定器で濃度を確認しながら換気を行い,安全に大会を終えることができました。 

ポスター発表の様子

大会発表奨励賞 授与

特別講演会には,岡山市内の精神科クリニック院長 中野善行先生をお迎えし,「ヤングケアラー ~精神科医の視点から~」を演題にお話をいただきました。先生の長年のご経験を基にお話しいただき,「ケア」について様々な角度から考える時間をいただきました。心にしみる良いお話だったと,参加者から感想をいただきました。

 

特別講演会:「ヤングケアラー ~精神科医の視点から~」中野善行先生

ご参加くださった皆さま、準備,運営にご尽力くださった皆さま,本当ありがとうございました。(大会長 石原みちる)

 

大会に参加した教育心理学科の3年生Kさんからの感想です。

 

学会に参加して  

 岡山心理学会の大会に参加してみて、多くの方の研究に触れることや、これまであまり考えたことのなかった、ヤングケアラーの心理について考えることができました。ポスター発表では、自分が興味を持つ感情分野の研究発表も行われていました。ネガティブ感情が問題解決に与える影響について、新たな発見ができて面白く感じました。(教育心理学科 3年 K)