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初等教育学科学科行事・授業など

初等教育学会教育講演会を行いました

2022-12-20

2022年度の初等教育学会教育講演会が12月17日(土)に開催されました。

この講演会は、学会員である1~4年生の学生を中心に、年1回、外部講師の方からご講演をいただき、学ぶ場です。

まず、会に先立ち、教育・保育研究会act’s(アクト)のメンバーが、創作劇を演じました。今年の劇のテーマは「ジェンダー」。男女の枠にとらわれず、好きなものを好きと言える社会を築いていきたいという願いのもと、メンバーが日夜、練習を行ってきた成果を発表しました。所々で笑いを交えた完成度の高い劇に、観覧した参加者はみな、感動していました。

そして講演会では、講師に関西学院大学大学院文学研究科 大学院研究員の金喬先生をお迎えし、「ペアレント・トレーニングを中心とした日中の保護者支援」と題して、ご講演をいただきました。発達障害のある子どもが、療育等で得たスキルを日常生活で使えるためには、ペアレント・トレーニング等によって家族・保護者が知識やスキルを身に付けることができるよう、支援していくことが大切です。金先生のご研究の成果や日本と中国の取組の紹介等をお聞きし、学生たちは、その重要性に熱心に耳を傾けていました。学生からは「日本で過ごす外国籍の家族は、どのような先生の関わりを求めているか」「教師と心理士らがどのように連携してペアレント・トレーニングを行うとよいのか」等、熱心に質問が挙がっていました。ご多忙な中、本学の学生のために熱心にご講演いただきました金先生に、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。