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表現文化学科講演会・集中講義等
公開学術講演会が開催されました
2022-12-06
11月26日（土）、本学R館5階大教室で表現文化学会総会と公開学術講演会が開催されました。久しぶりの公開行事となり、好天にも恵まれ、外部の方のご参加も目立ちました。講師として大阪大学名誉教授で近世文学研究をしておられる飯倉洋一先生をお招きし、飯倉先生がなさっておられる古典文学の普及活動についてお話しをしていただきました。
かねてから古典文学の魅力を広く世間に発信し、人びとが古典を楽しめる環境を整えたいと考えておられた飯倉先生は、いちはやくSNSやAIを活用して、こうした活動を行なってきました。古典文学を情報技術とうまく組み合わせて、人びとに古典文学の奥深さを知ってもらう取組みについて、わかりやすくご紹介していただきました。古典文学と切り離せない「くずし字」学習支援アプリケーション「KuLA2016」開発や、文学作品に出てくる地名をマッピングして観光業にも貢献するデジタル文学地図制作プロジェクトなど、実用的で面白そうな取組みです。本学科学生たちも熱心に講演を聴いており、講演後に多くの質疑応答も出され、今後の本学での自らの学修に生かしてくれると感じました。外部から講演を聴きに来た方からも好意的な声をたくさんいただきました。飯倉先生、どうもありがとうございました。（文：表現文化学科長 松本 潤一郎）