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教育心理学科学科行事

2022年度 入学式が挙行されました

2022-04-07

 2022年4月1日(金)に入学式が,新型コロナウイルス感染防止策を講じながら挙行されました。鈴木学科長の挨拶では,多様性実現の困難さ,自分は何かを考えることの大切さを問いかけるとともに,自分の興味の赴くままに探究を行うことを勧められました。以下,抜粋してご紹介します。

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ご入学、おめでとうございます。人生の中で短いながら、いろいろなことができる数年間になると思います。皆さんの中には、資格取得にむけて勉学を邁進しようと心に秘めている人や、一方で受験というカーニバルから、まだ目が覚めていない人もいるかもしれません。数年間寝続けても良いかもしれませんが、それは悪夢の始まりかもしれませんし、できれば色々なことにチャレンジしてみてください。

(中略)

そのために、何をすべきかは大学では自由です。自分なりに考えてみてください。ただし、一つだけアドバイスをしますと、コストパフォーマンス、いわゆるコスパを基準にして、勉学や探究を行わないほうが良いです。よく、単位の取得や勉強に関して、コスパを基準に活動する人がいます。それは、一見効率が良いですが、学習の機会を逃し、人の成長を阻害することでしょう。また経済的物差しでのみの価値判断となり、多様性が失われる原因となり、経済的価値にのみ従属した人に成り下がります。要するに薄っぺらい人になるでしょう。ちなみに、同じようなことは村上春樹も言っていたようです。話を戻しますと、経済的価値があるものはとても重要ですが、私たちの幸福はそれのみに依存するものではないです。また自分自身が今行っているものの価値は、予測が困難な場合が多いです。したがって、学生のうちぐらいは、自分の興味の赴くままに、探究を行っても良いと思います。また後で振り返ってみたときに、その赴くままの選択がまさに、自分の本質を表していることになっていると思います。

共に教育心理学科のメンバーとして頑張りましょう。

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 入学式後の学科ガイダンスでは学科教員の自己紹介,大学からの諸連絡,説明がありました。

 

 新型コロナウイルス感染の収束が見えない中での大学生活の始まりで不安を抱えていると思います。教員一同,新入学生の皆さんの大学生活を支えケアしながら,抱いている目標や希望が実現できるようサポートしていきます。