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経営学科学生の活躍

「フィールド調査論Ⅱ」のフィールドワークに出かけました

2021-12-20

経営学部選択必修科目の「フィールド調査論Ⅱ」では、毎年フィールドワークに出かけています。今年度は、持続可能な地域づくりのための観光を考えるため、活用されていない地域資源の発見を目的に、2021年12月4~5日の2日間、フィールドワークに出かけました。

1日目は白石島、2日は高梁市を訪問、コロナ禍を考慮して今年も宿泊はありませんでした。

1日目の白石島では、観光ルートになっていない道をモニターとして歩きました。白石公民館館長で島民の天野正さん、ツアー・コーディネーターの赤澤雅弘さんの案内で、移住者の方々やネットワーキングの活動をされているNPO法人ハートアートリンクの田野さんご夫婦のお話を伺ったり、島内の奇岩や海辺の自然環境、かつての主力産業の石材工場跡地などまだまだ未活用の地域資源を見て歩きました。午後には、調査結果を踏まえてワークショップを開催、地域おこし協力隊の片岡玲実奈さんにも参加いただき、グループに分かれて討議、案を発表、赤澤さんのコメントをいただきました。

2日目の高梁市では、まず宇治地区で、高梁市が改修した元仲田邸の敷地内の隣にある、築150年の旧西仲田邸を再生させ、「古民家cafe 茶蔵〜sakura」を営んでいる松野夏子さんから、移住の話、元西仲田邸一目惚れ話、Youtubeで学びながらの古民家の空き家再生の話、支えてくれた地域の人たちとの交流について伺いました。

その後、吹屋ふるさと村に移動、「『ジャパンレッド』発祥の地」として日本遺産登録を導いた村長の戸田誠さんのガイドのもと、本山山神社、別名三菱神社、吹屋小学校の美しい建物を見学した後、日本遺産「『ジャパンレッド』発祥の地」にふさわしく、「べんがら」の染めのワークショップに参加、移住者でベンガラ染めの創作活動をされている鎌田英一さんの指導の下、おみやげを作りました。

白石島でのワークショップ

白石島での皆さんと

元西仲田邸を改修した松野さんから熱いレクチャー

高梁市宇治地区の元仲田邸でお世話になった皆さんと

村長の戸田誠さんの力強いガイドに聞き入る学生

「べんがら」の染めのワークショップ

指導いただいた鎌田英一さんからは、「好きなことを選ぶと続けられる、自分で人生を選んでください」とすてきな言葉をいただきました