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生活実践科学科授業紹介

印象に残った授業は?

2012-12-20

1年生を対象に、1年間学習して印象に残った授業について書いてもらいました。

それぞれが異なった授業について、ためになった、今後の生き方について考えさせられる授業であったなどの感想をよせてくれています

 

生活実践論(住居)

 私がもっとも印象に残った教科は、生活実践論(住居)です。この教科では、現代と過去の岡山県や日本各地の町並みの様子を知ることができます。また、それ以外にも、家の仕組みや地震に耐えるための工夫など、内面のことまで細かく学ぶことができます。 

 その中でも日本各地の町並みの写真を見ることができるところが一番楽しかったです。各県を比較するだけでも様々な違いを見つけることができます。同じ日本でもこんなに違いがあるのか、と間違い探しをしているようで面白かったのを覚えています。そしてその違いには、その町の歴史が関係していて……。 

 私はこの教科で町の歴史や工夫を知り、さらに家の仕組みまで知ることができました。 

これらのことを将来、観光するときや、住みよい家を建てたり、選択したりするときに役立てていきたいと思います。 

 

日本語表現法 

 私が受講した科目で一番印象に残っているのは日本語表現法です。 

 この授業は社会に出ると頻繁に使用される、社会人なら読めて当然の漢字や読みを学び、間違えやすいものは詳しく教えてくださるので確実に覚えることができます。 

 この授業の中で最も役立つと感じたのは、丁寧語・尊敬語・謙譲語とそれを使用した文章の作り方です。普段何気なくアルバイト先で使っている言葉が間違っていたり、会社内の人との会話と、会社外の人との会話では言葉を使い分けなければならなかったりと、社会に出てからでは遅い、社会に出たら誰も教えてくれないことを学べます。 

 これらのことを在学中に基礎から学べるのはチャンスだと思います。しっかり学んでおけば面接も有利ですし、合説に参加して企業の方と話をさせて頂くときも礼儀正しい学生だと好印象を与えることができます。 

 私は第一志望に合格できるよう、この授業で学んだ知識を生かしたいと思います。 

 

 

被服構成学実習

 私は被服構成学実習の講義が最も印象に残っています。前期にブラウス、後期にスカートを製作しました。採寸から型紙作り、裁断、縫製作業と、複雑で地道な作業の連続で思うように作業が進まないこともありました。そんな時に助けてくれた友人や先生のサポートのおかげでスムーズに作業を進めることが出来ました。 

 この講義を通して、被服の知識や技術だけではなく協調性の大切さを学ぶことが出来ました。今後の生活の中で活かせるボタン付けから簡単な裁縫、将来社会に出たときに必要となっていく友達との協調性を身に付けることが出来て、この講義を受講して大変よかったと思いました。 

 

調理実習 

  この授業をとった理由は、ただ単に他にとる授業がない、ただ単においしいものが食べられるという安易な考えでした。わたし自身、料理をすることが好きではなく、高校時代の調理実習を休んだことがあり、苦手な分野の1つでした。調理時間も限られているし、自分のペースでできないということ、失敗したらどうしようという気持ちが苦手意識を持った理由でした。

実際授業が始まってからは、洗い物や調味料を計るなどの簡単なことしかしていませんでした。それでも班の人は私がしていることに「ありがとう」とお礼をいってくれました。

後期になり班変えがあり、前期とは違う班での行動になりました。少し家でも料理をし始め、料理の楽しさが分かってきたころでした。自分のペースで調理が進められ、モチベーションもこのころから変わってきて、授業では自分から動くようになりました。先生にも、よく動くようになったと褒められることも多くなり、苦痛と思っていた授業も楽しくなりました。

この授業を通して、失敗を恐れず積極的に取り組むことや、仲間と協力して何かをやり遂げる楽しさ、大切さを学ぶことができました。これからの生活に調理技術を役立てていきたいです。