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表現文化学科教員の研究・社会活動

瓦井裕子講師が関根賞を受賞します

2021-08-20

瓦井裕子講師が、第二次第十六回関根賞を受賞することになりました。関根賞は、お茶の水女子大学名誉教授 関根慶子博士の基金によって創設された、女性研究者のための古典文学賞です。

受賞作は瓦井講師の著書『王朝和歌史の中の源氏物語』(和泉書院、2020年)です。この書は、『源氏物語』が先行和歌・同時代和歌の表現を取り込み、また『源氏物語』の表現を通して後世の和歌に取り込まれていく、その交叉を浮かびあがらせ、王朝和歌史の中に『源氏物語』を位置づけることを目指したものです。

瓦井講師は、「大学院時代から取り組んできた研究が評価されて嬉しく思います。思うように結果が出ないときもありましたが、試行錯誤しながら積み重ねてきたことなので、喜びもひとしおです。ただ、賞はこれまでの研究に対する評価ですから、今後も新しいことにチャレンジしながら、しっかりとした研究をしていけるよう、ますます励んでいくつもりです。」とコメントしています。