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初等教育学科学科行事・授業など

幼児の人間関係の授業で「創作紙芝居」を作りました!

2021-08-04

幼児の人間関係を豊かに育むためには、保育者を目指す学生自身が仲間と関わる喜びや、共に力を合わせて何かを成し遂げる喜びを感じることが大切です。そこで、幼児の人間関係の授業では、グループに分かれて一から、創作紙芝居づくりに挑戦しました。紙芝居のテーマや内容、作り方は自由ですが、1つだけ条件があります。それは、幼児の生活に即したもので、人間関係に関わる内容にすること。

初めは何にしようかと頭を悩ませていましたが、次第に学生たちは幼児の生活を思い描き、こんな経験をしてほしいという思いをもって作っていく様子が見られました。

紙芝居の場面を分担して描き進めるグループ。内容を考える人と絵を描く人に分かれるグループ。内容が決まるまでじっくりと練って決まったらすごい勢いで一気に作り上げるグループ。それぞれグループの持ち味が出てきます。表現の仕方も豊かです。貼り絵でダイナミックに仕上げたり、造形の授業で習った技法を活用したり、モールやタフロープを効果的に使い立体的にしたり等、各グループが苦労しながらも創意工夫をこらした紙芝居が出来上がりました。

 最後は発表会をし、互いの作品に対してコメントを伝え合いました。学生の発想の豊かさと仲間への思いが感じられる授業になりました。

(学生の感想)

・一から物語を考えることは難しかったけれど、友達と一緒に完成した時の喜びや達成感を共有できた

のが嬉しかったし、この経験を保育にも活かしていきたいと思った。

・一人でひとつの紙芝居を作るのではなく、5人で協力して作ったことで自分だけでは思いつかなかっ

たような様々な発想を取り入れることができた。

・グループで作っていく中で「それいいね!」「こうしたらよくなるよ」など声を掛けて励まし合いなが

らできたため、今まであまり話さなかった友達とも楽しく話せてよかった。