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教育学専攻発表会

令和二年度修士論文審査会(修士2年)に参加して

2021-02-22

2月4日に令和二年度教育学研究科修士論文審査会が開催され、修士課程2年生6名が口頭発表を行いました(教育臨床心理学コース5名、幼児教育学コース1名)。

 

前日に開催された修士論文中間発表会(修士1年)の記事(こちらです)に続き、教育臨床心理学コース修士1年のHさん・Tさんと教員のY先生によるオンライン鼎談形式でご報告します。審査会の趣旨等は前の記事をご覧ください。

Y先生:では続いて、修士論文審査会についてです。Hさんは撮影係、Tさんはタイムキーパーの役割も担当してくれていましたが、当日参加して、どうでしたか?

 

Tさん:修士2年の先輩たちの発表を聴いて、ただただ、すごいなと思うばかりでした。発表前はとても緊張されていましたが(つられて私も緊張してしまったのですが笑)、発表時の堂々とした姿はとてもかっこよかったです。スライドの他にも、補助資料や動画を使うなどの工夫をされていて、視覚的にもわかりやすい発表でした。

 

Hさん:私も同感ですね。とても分かりやすくて、まさに集大成だなぁと感じました。自分の目指す先はこんな感じなのかと想像もできて、とても有意義な時間でした。ただ、はたして自分にできるんだろうか?と不安にもなりますが(笑)。私の所属するゼミには修士2年の先輩がいないので、審査会は他の人がどのように論文と向き合っているのか、何をしているのかなど、直接目で見ることができる機会で、とても勉強になりました。

 

Y先生:なるほど、審査会は修士1年生にとっても良い勉強の機会なんですね。学部での卒論発表会と同じですね。卒論や修論を書き上げれば、必ず後輩たちの役に立つので、それだけでも意義深いことだなあと、いつも思います。では、あと1年、どう過ごしていきたいですか?大学院は、よく知らない人にとっては「謎の世界」かもしれないので、読んでくださる方に大学院生活がイメージできるように教えてください。これまた難題かもしれませんが、ぜひ…。

 

Hさん:難題ですね(笑)!勉強はもちろんですが、趣味など自分のやりたいことにも取り組みながら過ごしたいですね。学部生の頃とは違って授業を受ければいいというだけではないので、時間の使い方になかなか慣れなくて…。課題や実習もありますし。残り1年、オンとオフの切り替えをきちんとできるように過ごしたいです。忙しい中でも、楽しく院生活を送れたらいいなと思っています。

 

Y先生:確かに、趣味も含めて、時間を上手に使えるようになることも大事な学びですね。

Tさん:授業準備に課題、ケースもあるし実習もある。そして計画的に修論を進めなければ・・・という1年になるのかなって予想しています。Hさん同様、忙しいからこそちゃんと休む時間を取り入れたいですね。あとは、正直なところまだ大学院という場に慣れていなくて、院生室(※大学院生には専有で使える机やパソコンがあります)に入るのに緊張している自分がいます(笑)。環境の変化に慣れるのに時間がかかるタイプなんです。コロナの影響で登校できる日が少なかったこともありますね。なので、居心地がいいと思えるような大学院生活にしたいですね。先生方も先輩方も親身になって言葉をかけてくださるので、それは本当にありがたいです。

 

Y先生:学内外での研修等で色々な人とかかわることも求められますから、緊張する場面も多いですよね。特に今年度は登校できる日も限られていた中で、ここまでよくがんばりましたね。

 

Tさん:緊張しつつも、たくさんの「はじめまして」を楽しむことができ、いろいろお話してエネルギーをもらっているなと思います。人と出会うって、本当に素敵なことだと。

Y先生:では最後に、修論に関して、未来の後輩さんたちへのメッセージ、知っておくといいこと、大学院入学までにやっておくといいことなど、ひとことお願いします。

 

Hさん:私からは本を読むことをおすすめします!まずは一般の小説でもいいので、読みたいものを手始めに読むといいかもしれません。そして研究の専門書だけでなく、事例が載っている本を読むとカウンセリングのイメージができていいのではと思います。論文もそうですが、文字を読む量が大学院生になると圧倒的に増えるし、じっくり本を読む時間がなかなか取れないので、進学前に慣れておくといいかもしれないですね。

 

Tさん:未来の後輩さんには、ぜひとも「計画的に進めること」をオススメします。当たり前なんですが、とても難しいことですね。発表や提出日が決まっているので、そこから逆算して計画をたててやることは、修論に限らず、多くの場面で必要になると思います。1週間のうち、この日は修論に取り組むとか、ゼミの前には必ず検討点を整理して持っていくとか、コンスタントにやることは大切です。…と言っている私ができていないので、私自身の目標でもあります。

 

(完)