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総合歴史学科授業・課外研修など

【社会教育主事課程】御津公民館「多文化カフェ」参加などの記事を掲載しました。

2021-02-09

 20201122日に、社会教育主事課程の科目(生涯学習支援論Ⅰ・Ⅱ)の授業の一環として、昨年につづき岡山市立御津公民館で開催されている「多文化カフェ」に参加しました。あわせて、多文化カフェに参加する御津地域に住む外国人の若者たちにインタビュー調査を実施しました。

 

 多文化カフェは、御津公民館で毎週日曜に行われる日本語教室に通う外国人の住民が、その他の地域住民と軽食をともにしながら交流を行う月に1度の取り組みです。今年は、御津公民館と連携し、多文化カフェの参加と、地域の外国人の若者たちにインタビュー調査を実施しました。

 

 多文化カフェは、新型コロナの感染拡大防止に留意し、複数の対策を講じつつ実施しました。公民館の広い中庭で5m以上テーブルの位置を離し、5つのグループに分散し、手洗いや消毒の後、マスクを着用したうえでホットプレートを使い焼きそばをつくりました。その後、一緒に作った焼きそばをいただきながら歓談しました。学生たちは、外国人の方々と一緒に調理をし、食事をしながら会話をすることで、緊張もほぐれ和やかな雰囲気で交流を深めていました。

 

 その後、グループごとに部屋や中庭の一角に集まり、外国人の方々へインタビュー調査を行いました。日本での生活や御津地域における人々のかかわり、日本語教室や公民館での活動、将来の夢など、学生たちは雑談を交えつつ準備した質問をわかりやすい言葉に変えなるなど、工夫して聞き取りを行っていました。インタビューのあとは公民館の一室を借り、30分程度、ふりかえりの座談会を実施しました。

 

 後日、学生たちは録音した音声データを分担して文字起こし(トランスクリプト)を作成し、インタビュー・データを共有しました。その後、学生たちはインタビュー・データの整理や検討を行い、それぞれの問いや視点によって考察を行いました。日本で生活する同世代の外国出身の若者たちとの交流や聞き取りを通して、社会教育の意義や、多文化共生と地域づくりについて熟考する機会となったようです。

 

(文責:中塚)