生活実践科学科授業紹介
2020-11-11
生活実践科学科 ファッションデザイン実習Ⅱ (1年)
担当 久保美沙登先生
ペーパーファッションのドレス制作について
創作されるドレスの素材となるのは、「紙」です。そのままではただの平面の紙に、折り紙の手法を取り入れ造形を施したり、ダーツやタックを取り立体的に見せたりとさまざまな技法で、世界に一つしかないドレスに仕立て上げていきます。短大生1年次の学びに適した被服の基礎を体感しながら、柔軟な思考力と活発な行動力を身につけるための実習授業です。
①2または3人グループに分かれて、ペーパーファッションの
キーワード、
コンセプト、
シルエット、
イメージ、
モチーフ、
などについて話し合い。ファッションデザインイラストレーションを描きます。
②新聞紙などで、ドレスのかたちを試作をします。
パターン(型紙)、
ダーツやタックを取り立体的に見せたり、工夫しながら、
イラストで描いたイメージに近づけます。
新聞紙なので、失敗しても何度でもやり直すことができます。
(写真はこの段階のものです。)
③紙の加工の基礎のテクニックを学びます。
平面の紙でしかない紙に、折り紙の手法を取り入れ造形を施したりします。
紙は、障子和紙、和紙、画用紙、折り紙、花紙、ラッピングペーパー、不織布など、
色々な柄やテクスチャーの材料があるので、紙選びも大事です。
④新聞紙の試作をいかしながら、本作を作っていきます。
ハサミ、カッター、テープ、両面テープ、ガムテープ、木工用ボンド、
時には、針と糸を使いながら、
丁寧に作っていきます。
ベルト、アクセサリーや帽子なども、ファッションデザインに合わせて、紙で作成します。
それぞれのグループの個性やアイディアがあふれています、作品が完成がとても楽しみです!