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総合歴史学科イベントなど

2013年度 第5回 史学会杯争奪 プレゼン・グランプリの開催

2013-06-30

2013年6月29日(土)午後1時より、本学E402教室で、第5回目となる史学会杯争奪 プレゼン・グランプリが開催されました。新書の内容を、制限時間20分でいかに聴衆に分かりやすく、かつ興味深く聞かせられるかを競う大会です。

出場チームと発表内容は、以下の通りでした(先頭はチーム・リーダー)。
 
1. 立岡省悟・森達哉・山口真穂チーム(3年生)
  中村豊秀『幕末武士の失業と再就職』中公新書、1993年
2. 吉本英史・菅原唯チーム(3年生)
  古川隆久『昭和天皇』中公新書、2011年
3. 脇坂芽依・湯浅花織チーム(2年生)
  大林太良『邪馬台国』中公新書、1977年
 
 
 
まず、立岡チームの新書は、幕末の紀州を舞台に、武士としての身分を失う危機に陥った藩士たちの動きを追ったものです。柔らかい語り口で、時に聴衆への発問をまじえながら、和やかな雰囲気で発表が進みました。
 
次に、吉本チームは、日本史上もっとも即位期間の長かった昭和天皇の激動の生涯を紹介しました。準備不足や時間オーバーなどの点で難がありましたが、熱意ある語り口で進めてくれました。
 
最後の脇坂チームは、大林太良の古典的名著をあつかいました。弥生時代における日本の習俗や、他民族との比較など興味深い事項が、はきはきした語り口で紹介されました。また、本人自筆のイラストがパワー・ポイントに用いられるなど、聴衆の目を引く工夫もされていました。
 
終了後、すぐに投票が行なわれ、優勝は脇坂チーム、準優勝は立岡チームと決定しました。

 

 

特に脇坂チームの語り口には、好感がもたれたようです。各チームには、総合歴史学科長福田誠教授から表彰状副賞が手渡され、また丁寧な全体講評もなされました。なお、選にもれた吉本チームには、苅米一志教授から「苅米賞」として白米5キロが贈られました(毎年恒例)。

総合歴史学科では今後も、大学祭での特別企画1月の優秀卒業論文のプレゼンなどを企画しています。特に大学祭では、一般の方の参加もよびかける予定でおります。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

(文責:苅米)