120年の歴史の、
その先をめざして。
明治37年(1904年)に創立された就実学園は、来たる2024年に120年の節目を迎えます。私立岡山実科女学校として岡山市の弓之町からはじまり、建学の精神「去華就実」のもと、中学校・高等学校から短期大学、大学、大学院、こども園、小学校へと教育を発展させてきました。これまでの教育と歴史を踏まえて、さらにその先へと進んでいくために必要なものは何か。時代の変化や地域社会の期待に応え、子どもたちの豊かな未来を支える礎をつくるために、学園と各校の現状と課題を見つめながら2024年に向けた中期計画「就実ビジョン120」を作成しました。先行きの見えない社会を担い、力強く歩んでいける人材を育成するために。就実学園にかかわる全ての人が一丸となり、同じビジョンを共有しながら、さらなる飛躍を実現していきます。

就実ビジョン120〜学園創立120周年への道しるべ〜

就実学園が建学の精神としている「去華就実(きょかしゅうじつ)」。この言葉に込められているのは、外見の華やかさに心奪われるのでなく、内面の豊かさや知性、社会に貢献できる実践的な能力などをまず身につけよう、という高い志です。時代が変わっても、一人ひとりの子どもたちが未来を切り拓いていける、本質的な力を育てていきたい、という想いに変わりはありません。先行きの見えないこれからの新しい時代にこそ、この本質や内面を見つめる姿勢が、子どもたちの大きな財産になる。変わらない姿勢で、変わりゆく世の中へと貢献していく力を、就実学園は育て続けていきます。
建学の精神 去華就実 きょかしゅうじつ 華ヲ去リ実ニ就ク

ミッション
学園の使命

「去華就実」を精神的規範とし、外見の華やかさに心奪われるのではなく、内面の豊かさや知性、社会に貢献できる実地有用な能力を身につけるという建学の精神を踏まえ、現代社会において求められている多様性のある人材を育成します。

ビジョン
創立120周年にあるべき学園の姿

地域に貢献し世界に飛躍する人材育成の拠点となることをめざして、変化する時代と社会に主体的に関わり、自らの可能性を発揮することができ、幅広い視野で新しい価値を生み出すことのできる有為な人材を輩出することにより、地域と社会の期待に応えます。

テーマ
ビジョン実現に向けた学園の骨格

人材
育成

建学の精神・教育理念の明確化


教育改革の推進

研究活動の活性化


学生・生徒支援の充実


安定的な入学者の確保


社会
貢献

地域貢献・社会連携の推進


建学の精神 去華就実 教育理念 実地有用
国際
交流

国際化・多文化共生社会の推進


基盤
強化

組織運営体制の改革・支援


堅実な財政基盤の確保


施設整備の推進 

学園内連携


就実ブランドの強化


就実学園|就実大学 就実短期大学,就実高等学校 就実中学校,就実小学校,就実こども園
  • 就実大学 就実短期大学

    未来を力強く豊かに生きる実践的な人間を育て、

    グローバル化が急速に進む社会の発展に寄与し、

    地域の大学としての社会的な使命を果たします。

  • 就実高等学校 就実中学校

    21世紀の社会の変化に対応できる問題解決力や

    ICT能力、協働力などを身に付け、地域社会と

    多文化共生社会で活躍できる人間を育成します。

  • 就実小学校

    次の時代に求められる基礎的な知的能力とともに、

    豊かな感性と人間性を涵養して、グローバル化のなかで、

    日本と世界に飛び立つ子供を育てます。

  • 就実こども園

    大切な幼児期の健全な発育と人間性の形成をめざし、

    保護者との連携を重視し、心のこもった保育活動と

    教育活動を進め、質の高い就学前教育を展開します。

    大切な幼児期の健全な発育と

    人間性の形成をめざし、

    保護者との連携を重視し、

    心のこもった保育活動と教育活動を進め、

    質の高い就学前教育を展開します。

    大切な幼児期の健全な発育と人間性の形成をめざし、

    保護者との連携を重視し、心のこもった保育活動と

    教育活動を進め、質の高い就学前教育を展開します。

学校法人 就実学園

理事長

西井 泰彦

就実ビジョン120

就実学園
中期計画へ願いを込めて

就実学園は、明治37(1904)年に岡山市弓之町の地に設立された私立岡山実科女学校から始まりました。去華就実の建学の精神を掲げて実地有用な女子の教育を推進し、現在の就実中学校・高等学校に発展してきました。終戦後の新教育制度のもとで、短期大学が設置され、その後、大学及び大学院も開設され、高等教育機関として拡充してきました。近年では、社会の期待に応えて、こども園と小学校を併設しています。創設から百十余年の歳月を経た現在、就実学園は在校生総数が5千人を超える総合的な学園に発展してきました。

今日、科学技術の急速な革新とグローバル化が進展するなかで社会や経済における困難な問題が次々と発生しています。激しく変化するこれからの時代を確実に生きることができる力を持った人間の育成が急務です。

就実学園では来たる2024年が創設120年の節目に当たっています。120年を迎えるに当たって、設置する各学校部門の現状と課題を整理して目標を再認識することが必要です。こども園から大学まで学校間の相互の連携と協力体制を構築するとともに、私立学校としての魅力を高め、さらに飛躍できる新たな取組みを進めるつもりです。

これまでの就実学園の輝かしい発展の歴史を踏まえ、次の時代への道しるべとなる中期計画を「就実ビジョン120」と名付けました。2024年度までの計画の策定と実行を通じて、就実学園の構成員が一丸となって課題の達成に努力するとともに、地域社会の期待に応えて、その存在意義を益々発揮していきたいと願っています。

2020年4月

みのり、みらいへ。
120年近く続いてきた就実学園の歩みは、一人ひとりの子どもたちの中に、内面や本質を見つめる姿勢と、未来を切り拓いていく確かな力を育ててきました。そんな毎日の中で結実した「みのり」が、地域や社会の豊かな「みらい」を作り上げていく。就実学園はこれからも、子どもたちと地域社会のために、未来へ向けた新しい一歩を踏みしめていきます。