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幼児教育学科キャンパスライフ (学生の活躍)

オンラインで「先輩の話を聞く会」を実施しました。

2020-09-02

日程:2020年7月1日 ~ 2020年9月6日

幼児教育学科では、岡山県の保育士養成施設連携強化事業(保育所等就業支援強化)補助事業として、本学科を卒業し、保育現場で活躍する先輩保育士との交流会・意見交換会を昨年度から行っています。
本来ならば、実際に先輩方にご来校いただき、直接生の声を聞き交流を深めるところですが、今年度は新型コロナ感染拡大の影響により、対面での実施が難しくなりました。 そこで、教員が7名の卒業生(卒業後1〜18年目)の園に出向き、インタビューを行い、学生はオンライン上で動画を視聴するという形をとりました。

卒業生には、就活の体験、現在の様子などについてお話しいただいたところ、視聴した学生からは、様々な感想や数多くの質問が寄せられました。
そして、卒業生たちは学生からの質問に、一つひとつ丁寧にご返答くださいました。
学生の質問と、それに対する卒業生からの回答の一部をご紹介しましょう。

Q.学生の頃と比べて保育に対する思いや考え方などが変わりましたか?
A.実習を経て、年齢発達や子どもの姿に合わせた活動や援助の大切さを実感し、子どもたち一人ひとりに寄り添いながら保育をしたいという思いは、学生の頃から今も変わっていません。さらに今は、幼児期の終わりまでに育ってほしい子どもの姿を念頭において、見通しを持った保育を行うことの重要性も感じ、意識して行っています。

Q.仕事を辞めたいと思った時に、どのように踏んばってこられたのですか?
A.常に「必死」であることです。今の状況が余裕の人は成長しません。今が大変、苦しいと思った時にどう乗り越えるかでさらなる成長につながるのだと思います。時間的な余裕がなくて苦しい時ならば、優先順位を付けて少しでも自分の時間を持つようにする。人間関係で悩む時には、その人自身に変化を求めるのではなく、自分の心の持ち方を変えるなど、基本的には自分次第なのだと思います。

Q.10年以上働いていて、貫いてきたことは何でしょうか?
A.「根性」と「謙虚さ」です。若い時には大人しく、自分の意見もなかなか言えず、辛いことがあるとよく涙も流していたタイプです。そんな私ですが任せられた仕事は絶対にこなしてやる、という根性が備わっていました。とりわけ優秀なわけではないので、できるまで何度もシュミレーションする、地道なタイプです。謙虚さにおいては感謝の姿勢を常に大切にすることです。子どもを取り巻く職員は保育士だけではありません。栄養士さん、調理師さん、事務員さんなど多岐に渡ります。皆に支えられてやってこれているという自覚を持ち、感謝する気持ちを持つことです。そうすることで困難な状況も皆でカバーすることができ、抜群のチームワークを形成することができます。

学生たちはこの取り組みを通じて、保育現場をよりリアルに感じ、先輩方のように将来保育者になって子どもと関わりたい、という気持ちを改めて強く持ったことと思います。
また、下部にある幼児教育学科の特設サイトの一番下には、「卒業生の声」というコーナーでたくさんの先輩方の体験談を紹介していますので、ぜひご覧ください。