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実践英語学科学科行事

2019年度 就実大学英文学会開催

2019-11-11

2019年度 就実大学英文学会開催

毎年1回開催される就実大学英文学会。今年度も総会から始まりました。TOEICハイスコア取得者、英検準1級以上取得者、英語多読量、English Cafe皆勤などを対象に、表彰が行われます。

続いて、東京大学文学部教授の阿部公彦先生より、「世界で一番英語ができないのは日本人」という説についてじっくり考える」という演題で、ご講演をいただきました。さまざまな角度から日本の英語にまつわる現状を眺めてみると、実はその説の信憑性には色々とツッコミどころがあり、英語を学んでいくうえでどのような点に気を付ければよいのか、といったところまで踏み込んでご講演をいただきました。学外からの参加者も多く、質疑応答も活発に行われ、最後まで賑やかな講演会となりました。

2019年度 就実大学英文学会開催のお知らせ

毎年恒例の就実大学英文学会総会、および記念講演会を下記日程で開催します。

●英文学会総会

日時:11月2日2019年11月2日(土)13時10分~13時50分

場所:就実大学 S館 S102教室

●記念講演会

日時:11月2日2019年11月2日(土)14時00分~

場所:就実大学 S館 S102教室

講師:東京大学文学部教授 阿部公彦先生

演題:「世界で一番英語ができないのは日本人」という説についてじっくり考える

阿部先生からのメッセージ

日本では明治の昔から英語にかかわる議論が活発です。かつては「実用英語派」と「教養英語派」の間で激しい対立があり、今は焦点が民間試験を導入するかどうかというところに移っているようです。今回の講演では、こうした論争を踏まえたうえで、そもそもなぜ「日本語話者は英語ができない」と言われるのか、これはほんとうなのか、もしほんとうだとしたらどのような対策がありうるのか、といったことを考えてみたいと思います。

阿部先生ご略歴

1989年:東京大学文学部卒業(英語英米文学専修課程)

1992年:東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻修士課程修了

1997年:ケンブリッジ大学大学院英語英米文学専攻博士課程修了 Ph.D.(ケンブリッジ大学, 1997年)

おもなご著書

1998年:小説『荒れ野に行く』で早稲田文学新人賞受賞

2013年:『文学を<凝視>する』でサントリー学芸賞受賞

2014年:『誌的思考のめざめ―心と言葉にほんとうは起きていること』東京大学出版会

2014年:『英語的思考を読む―英語文章読本II』研究社出版

2015年:『善意と悪意の英文学史―語り手は読者をどのように愛してきたか』東京大学出版会

2015年:『幼さという戦略―「かわいい」と成熟の物語作法」朝日選書 他