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幼児教育学科潜在保育士復職支援研修会

2019年度 第2回 潜在保育士支援研修会の報告

2019-09-10

日程:2019年8月28日

8月28日(水)に第2回潜在保育士復職支援研修会を開催しました。午前は「保育者論」、午後は「声楽」の講座でした。

 

  「保育者論」は、机を向かい合わせて意見交換をしながら和やかな雰囲気で行われました。

日本の子どもたちの現状とそれらを取り巻く社会や環境に触れ、幼児教育がいかに必要であるか講義が展開されました。

 日本の学生(13才~22才)の約8割が「毎日が憂鬱」と答え、「挑戦する気持ち」は約半数に留まっているとの統計に対し、周りに合わさず一人ででも挑戦する「ファーストペンギン」を育てていく土壌を作っていくことがこれからの課題であると解説しました。

 また、保育士は自然に目を向ける「意識」と「ゆとり」を持ち、遊びに取り入れることが必要であり、保育士の「?」と「!」が子どもを育てるのだということ、そして、保育士には「笑顔」「哲学」「人格者であること」が大切なのだ、との言葉に受講生のみなさんは真剣な眼差しでうなずいていました。保育士の原点にもう一度振り返ることができる2時間でした。

「声楽」は、自己紹介から始まり、声を出しやすい楽しい雰囲気のもと行われました。

保育活動では身体を壊さないことが重要であることに触れ、正しい姿勢や呼吸法についてストレッチを交えて解説しました。そして、ハミングから始まり、「ma」の発音で音階に合わせて発声練習を行うと、普段以上に広い音域の声が出ていることに受講生のみなさんは驚いていました。

また、「音痴で歌が苦手」「大きな声が出ない」との悩みに対し、「まずは自分が楽しんで」「子どもに合わせた声の大きさで良い」と解説し、学生のテキストである「コールユーブンゲン」を使った半音階練習で、音程を合わせるコツを教わりました。

他にも「カエルのうた」を色々なコーラスで楽しんだり、「とんぼのめがね」の歌詞を自由に創作したりと楽しむみなさんのいきいきした表情が印象的でした。

 

<受講者の感想>

○保育者としての考え方、行動のあり方等、今一度考えさせられました。これから自分を高めていけるように行動していきたいと思います。

○保育士として働くときの哲学のようなことを教えていただき、目が覚めた思いです。今日から気持ちを入れ替えて保育の仕事に向き合おうと思います。

○声楽では、ストレッチが特にためになり、仕事の前や日々の生活の中で取り入れていこうと思います。学生の頃の楽しさを思い出し、楽しい時間でした。

○2回目ですが、先生の楽しい話術とともに楽しい時間が過ごせました。自分も楽しく笑顔を忘れずに日々過ごす事で関わりを持った人も楽しくなる事を実感しました。