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お知らせ就実公開講座

就実公開講座前期第2回 令和元年6月8日(土)

2019-06-17

「『幸せに出会う先人の言葉』(1) ~心豊かに生きるための『論語』他~」

 

 小谷 彰吾(短期大学 幼児教育学科 教授)

 

 

 

第2回目は、必修の内容の他に5つのテーマが事前に用意されており、受講者の希望をきいて展開するという、2部構成の形で進められました。

 

必修の第1部は、タイトルにあるように『論語』を中心とした内容です。「学習」や「温故知新」、「不易流行」など、私たちがよく知っている言葉が『論語』や『去来抄』といった古典に由来することが紹介され、古典を学ぶことの意義が説明されました。また、受講者全員で音読する場面もあり、楽しんで参加されていることがうかがえました。

 

 第2部のテーマは「第三の人生の歩き方、ユーモア・笑い、心一つのおきどころ、養生訓」です。キーワードを参考に、受講者に5つの中から選んでいただいたところ、最も希望者の多かったテーマです。『論語』の他に『菜根譚』や『歎異抄』、『養生訓』、「禅」などから「第3の人生を愉快に生きる」ための言葉が紹介されました。

 

 小谷教授は冒頭で「笑顔は他者にしてあげられる一番簡単なことだ」と説明されていましたが、講座のあいだ、90名の受講者の笑い声は絶えることなく、言葉と実践が結びついているような内容でした。