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表現文化学科講演会・集中講義等

リンクアップとっしー氏を招いての特別授業を開催しました!

2019-01-11

日程:2018年12月11日 ~ 2018年12月11日

 2018年12月11日に口頭での日本語運用能力の向上を図る1年次科目の「口頭表現」で、特別授業が行われました。岡山/香川を中心に活躍する生粋のローカル芸人「リンクアップとっしー」氏をお招きし、「話を面白くする方法」をテーマに授業をしていただきました。

 事前指導から受講まで受けた学生の感想です。

 今回、口頭表現の特別授業に学生代表の1人として参加させてもらった。その中で、事前指導から本番までの流れを受けてみての感想を述べていきたいと思う。

 まず、事前指導について。僕は1行半しか文章を書いていなかったため、まずは内容や詳細情報を付け足していくところからのスタートだった。事前指導の際にもとっしーさんが「そのときどんな気持ちだった?」「それいいね、文の中に使ってみよう」など、明るく気さくにやり取りが出来て気持ちも楽だったし、自分の気持ちを文中に採用するなどといった自分では思いつかないようなことまで採用していてとても感心してしまった。

 次に、受講中の感想について。受講中はとにかく緊張しか頭になく、ちゃんと練習の成果が発揮できるかどうかと不安だった。だが、話す前のとっしーさんとのやり取りで緊張もほぐれ、どこでウケたかやみんなの笑っている声や表情を見る余裕も生まれ、いい発表をする事が出来たと思う。

最後に講義終了後の感想について。今回の特別講義を通して人に聞いてもらえる話というのは文章構成だけでなく、しゃべり方や間の取り方など細かな部分も気を配ってこそのものなのだと知ることが出来たし、100人近くいる前での発表という貴重な経験を得たこともよかったと感じている。

(真野 宏一朗)

 

 小学生の頃からテレビに出ることが夢だったとっしーさんは大学時代、小学校からの友人に誘われ芸人になったと仰っていました。人に笑顔になってもらう、楽しんでもらうことが好きなとっしーさんに次のような質問をしました。

Q.面白い話にする時に気をつけていることはなんですか?

A.共感できることが大切だと思います。面白い話でも相手に伝わらなければ意味がないです。分かりやすく伝える、共感を得る為には想像して貰いやすい話し方が重要です。

Q.普段から気をつけていることはありますか?

A.面白いこと(人の話などを含めて)に常にアンテナを張っていますね。ぼーっとしているだけでは、面白いこと気づけないので、色んなところに電波を張るのが好きなんです。色んな情報を得ることで会話もしやすくなりますし。

Q.最後に今回学生に伝えきれなかったことはありますか?

A.今は情報過多な時代になっています。僕の若い頃は本やテレビ、ラジオくらいしか情報を得られるものがなかったですが、今は手元に情報があって頭でっかちになっていると思います。足腰を鍛えずに情報だけを詰め込むとフラフラしてしまう。自分の考えを持ってほしい。その為に色んな人と話をしてコミュニケーションをとってほしいですね。

 例えば、今の若い人は会話が苦手だと言われています。そう言われて自分はそうだと思ってしまっている人もいる筈です。しかし(今回の授業で)急にふってもちゃんと話しができているんです。

 なんでもオンリーワンが良いと言われることがありますが、僕は人と関わることを大切にしてほしいです。人は1人では生きていけません。人と関わることの中に自分の時間を置くというのが僕の中では良いと感じています。

 講義、インタビューを通してとっしーさんからは面白い話だけでなく、充実した生活の為のアドバイスも頂けました。本当にありがとうございました。

(表現文化だより編集員 小原 直)