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表現文化学科オープンキャンパス

オープンキャンパス開催!(第2回・第3回)

2018-08-02

7月21日(土)・22日(日)に第2・3回となるオープンキャンパスが開催されました。猛暑の中での開催でしたが、多くの高校生・保護者の方にご参加いただきました。

学科ガイダンスでは、本学科のならではの学びの特徴や、卒業後の進路、教育を支える教員の研究活動などが紹介されました。

21日のミニ講義は岩田講師による日本語学の授業「身近な言葉と歴史」でした。題材はら抜き言葉”。ら抜き言葉は「間違ったことば」「若者ことば」と言われることが多いのですが、実は100年以上前から確認できるのです。では、なぜいつまでたってもら抜きは「間違い」で「若者ことば」なのでしょうか。これらを考えることを通して、身近な言葉の歴史を辿る面白さを体感しました。

22日のミニ講義は、松本准教授による表現創造の授業「フィクションが/を支える現実」。フィクションは「作り物」「非現実」「嘘」と捉えられがちですが、フィクションが現実を変えることもあれば、逆に現実がフィクションを壊していくこともある。そういった現実とフィクションの密接な関わりを、Youtubeやラジオ投稿などの身近なものからキリスト教まで幅広い例をもとに、考えていきました。難しい話でしたが、皆さん非常に熱心に耳を傾けていました。「仮面を着けた自分が本当の自分になっていく」という松本先生の言葉に、考えさせられた方も多かったのではないでしょうか。

次回のオープンキャンパスは8月25日(土)26日(日)に開催されます。ミニ講義は、二日とも本学科の特徴の一つである表現創造コース(言語表現・身体表現)のワークを予定しています。他ではなかなか味わえない授業です。多くの皆さまのご参加をお待ちしています!