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表現文化学科講演会・集中講義等

紀伊山地の霊場と参詣道を訪ねた「実地調査」

2013-09-13

日程:2013年9月10日 ~ 2013年9月12日

9月10日~12日の3日間、本学科の専門科目の一つ、「実地調査」を実施しました。昨年に引き続き、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を訪ねる調査旅行で、今年は北部の高野山を中心にめぐりました。

 

初日、高野山の霊宝館では、運慶作の八大金剛童子(6体)を拝見。はからずも数人の学生が、「小学校のクラスに必ずひとりはいたような顔だよね」と同じ感想をもらしました。どの美術全集にも載る名作で、写真をみただけでも、その無垢で、凛とした表情に惹かれますが、他に拝観者のいないなか、ゆったりとホンモノに接していると、微笑寸前の表情に映る瞬間もありました。

 

このほか、金剛三昧院での朝の勤行、道成寺での縁起絵巻の絵解き、和歌山県立博物館でのバックヤードツアーなど、教室を離れて、非日常の空間に遊びました。

 

レポートの課題は、「見て、聞いて、触れて、わかったこと」。事前の調査、現地での報告を土台に、学生が何を感じ取ったのか。レポートの内容が楽しみです。