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薬学科地域支援・社会貢献

認定実務実習指導薬剤師養成のための研修会

2011-04-11

岡山県薬剤師会の実習特別委員会および就実大学・岡山大学の各教員が、就実大学の講義室を利用して、標記の講習会を開催しました。あいにくの雨でしたが、約90名の県内・県外の薬剤師が参加されました。

岡山県では、このDVD講習会を1日に複数のテーマで開催し、短期間にDVD講習会を終了できるように配慮しています。したがって、未受講のテーマに対して隣県からも参加者が来られます。大学の講義室の特徴を活かしたやり方であると、評価されています。

 

第1のテーマに対する受講風景 第2のテーマに対する受講風景

 

第1のテーマは、「実務実習の学生の指導に向けて」、「参加型実務実習の実施について」に関する講習であります。具体的には、医療の担い手としての薬剤師を養成するために「医療職教育について」と題する講義、病院や薬局における参加型実務実習の実施方法に関した講義、法律学の観点から見た参加型実務実習の実施方法に関する講義を受講します。

第2のテーマは、「薬剤師の理念について」、「実務実習モデル・コアカリキュラムについて」に関する講義であります。具体的には、日本薬剤師会会長から「薬剤師の理念」について言及されます。次に、「薬学教育改革の流れとモデル・コアカリキュラム」と題して薬学会からの講義です。薬局および病院のそれぞれのモデル・コアカリキュラムについて説明を受けていきます。

受講者は、第1のテーマ、第2のテーマを受講し、次に、指導薬剤師養成のためのワークショップに参加します。このような数日にわたる特別な教育を受けて、実務実習における指導薬剤師の資格を得ることになります。この資格を得ることによって、実習生に臨床現場の経験を積めるように、将来の薬剤師を教育する立場に立たれます。

岡山県薬剤師会の実習特別委員会および就実大学・岡山大学の薬学部は、実務実習を充実したものになるように努力して参ります。

 

 

就実大学薬学部 病院薬剤実習センター 柴田隆司