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卒業生の活躍

卒業生の活躍【小学校勤務】森本直樹さん

森本直樹さん 
玉野市立玉原小学校勤務

2012年度卒業

出身校:岡山県立西大寺高等学校

(※取材当時の所属 取材日:2024年4月)

 

卒業後、岡山市、玉野市の小学校で勤務した後、玉野市教育委員会で4年間勤務しました。その後、学校現場に戻り、現在の玉原小学校で1年が経ちました。

ちなみに妻も小学校教諭です。就実の同級生で、大学時代からの付き合いです。

 

現在の仕事内容と、お仕事をする上で心がけていることは ?

 

2年生の学級担任と、生徒指導主事をしています。

低学年の担任は初めてで、最初はなかなか意図が伝わらず困ることもあったのですが、分かりやすい言葉と短い文章で伝えることを心掛けました。

生徒指導主事というのは、いろいろな先生方からクラスの様子や意見を聞きながら、子どもたちが学校に安心して通えるようにしていく仕事です。

 

この仕事を志した理由と、就実大学を選んだ理由を教えてください

 

公教育にしかできないこと

教師を目指した理由の一つは、私には歳の離れた妹がいて、小さい子と触れ合うのって楽しいなと思ったことです。もう一つは、成長の過程で家庭に左右されるというか、学校に行くのも難しい時期がありました。そういう時期を経験して、育つ環境で人生が決まってしまうのは残念で、困難を抱えている子どもを救えるのは色々な立場の子どもたちが通う公教育なんじゃないかと思ったことが一番大きいです。あとは単純に、人と一緒に何かをすることが好きだったこともあります。

 

育った地域で学ぶメリット

就実を選んだ理由は、やはり自分が育った地元の地域だからです。今後、岡山で教師になろうとした時に、自分の地元で、教育実習なども含めて地域の学校と関わりながら学べるのはメリットが大きい。だから大学受験は就実大学一本に決めていました。

 

大学時代での学びや経験は、今、どのように活かされていますか?

 

大学で、「就学前教育」を学べたことは大きかったですね。就学前教育とは学校に上がる前の幼稚園・保育園を中心とした教育のことです。幼稚園教諭の免許状も取得しましたが、特に小学校低学年の担任をしてみると、就学前教育を知っているのと知らないのとでは大きく違います。一方的に教えるのではなく、遊びや環境を工夫することで、子どもたちに気づかせたり学ばせたりする就学前教育は、教育の原点とも言え、今でも学生時代の学びが生きていると感じます。

 

大学時代で想い出に残っていることを一つ教えてください

 

ゼミで研究した「効果のある学校論」が印象深いです。教師をめざした理由にもつながるのですが、格差を克服して学力の底上げができている学校を「効果のある学校」といい、全国的に研究がなされています。県内でも地域を絞り、学校にお邪魔して「この学校は大変なはずなのに、なぜこんなに子どもたちが落ち着いているのか」といったことを研究させていただきました。そこで得たヒントは、たとえば目線を揃えて授業をするなど、今もとても役に立っています。

 

この仕事のやりがいやモチベーションはなんですか?

 

自分自身が学べる仕事

教師って「教える」イメージが強いですが、子どもたちが学び、成長するように、教師自身も子どもや同僚、保護者や地域の方との出会いを通して学び、成長できる仕事です。教師自身も、子どもたちと同じように問いを立て実践を積み重ねていく姿勢を「学びの相似形」と表現しますが、学びによって毎年新しい自分に出会えるのが、この仕事の面白いところです。あとは毎朝職員室のドアをガラッと開けて「森本先生!」って手を振ってくれる子どもがいたり、つい最近も「このままずっと2年生がいいな」と言ってくれたり、そういう子どもからの反応はうれしいですね。

 

将来、教師・先生を目指す高校生の方へメッセージをお願いします!

 

大学時代にじっくりと自分の教育論を深めて

社会に出るとどうしても、仕事に追われ、じっくり考える時間が持てません。自分が大事にしたい教育とは何か?という問いに素直に向き合えるのは大学時代だけだと思います。現場ももちろん楽しいし大事ですが、これから大学生になる高校生の皆さんには、教育の変遷や今という時代を学問的に掘り下げ、自分の教育論を深めてほしいです。今感じていることを大切に、就実大学でたくさん教育について考えを深めてください。

 

一人で抱え込まないで

今は教師の働き方も、以前より改善されてきています。地域や保護者の方と一緒に子どもたちの成長を考えていく場面もとても増えています。教師だって人を頼っていいと思います。「自分を大事にしましょう。僕もまわりに頼るので。」と、他の先生方にも言うようにしています。これからの時代、教師に求められるのは、なんでも自分一人でやる力ではなくて、いろいろな立場の人と関わり、楽しみながらやれる能力なのではないでしょうか。

今の高校生(受験生)の皆さんが将来、教師になる数年後には、いい意味で期待できると思いますよ。