卒業生の活躍【小学校勤務】加藤訓子さん
加藤訓子さん
津山市立高野小学校勤務
2018年度卒業
出身校:岡山県立岡山芳泉高等学校
(※取材当時の所属 取材日:2024年3月)
今の「好き」という気持ちを、大事にしてください。
そしてぜひ、先生を目指してください!
子どもたちの「やった!」「できた!」という瞬間に立ち会えるはずです。
県立誕生寺支援学校での勤務を経て、津山市立高野小学校に着任し、現在2年目。小学校教諭1種と特別支援学校教諭1種の免許状をもっています。
現仕の仕事内容と、お仕事をする上で心がけていることは?
特別支援学校での教育は幅が広いため、もっと教科指導力をつけたいと思い、小学校に異動希望を出しました。現在の高野小学校で新たに学ぶと同時に、支援学校での経験も活かせるので、やりがいを感じます。教師としてパワーアップして、また県内の特別支援学校に戻る予定です。
この仕事を志した理由は何ですか?
子どもたちの「やった!」「できた!」という瞬間に立ち会える職業は、やはり先生だと思い、先生を志しました
でも、子どもたちから「なんで先生になったん?」と聞かれたら、「給食が食べたかったから」と答えています。子どもたちも盛り上がるし、教師の仕事に興味を持ってもらえます。どちらも本音です(笑)
大学時代での学びや経験は、今、どのように活かされていますか?
模擬授業で「これじゃ学級崩壊するよ」と言われました!
忘れられないのは、初めて模擬授業をやった時のことです。4人ほどのグループで、一生懸命指導案を書いて模擬授業をしたのですが、終わった後に指導してくださった先生 から、「これじゃ学級崩壊するよ」と言われたんです。みんなで何が悪かったのか考えて、子どもの姿をイメージできていなかったと気付きました。それ以来、子どもたちがどう動くかを必ず想定するようになりました。きっかけを下さった先生に今でも感謝しています。
大学時代で想い出に残っていることを一つ教えてください
岡山支援学校、旭川児童院、はあとりんく(発達障害のある子どもの支援団体)でのボランティア活動です。私は高校3年生のギリギリまで、教育の道に進むか福祉に進むか悩んでいたので、ボランティアで現場に関われたことは大きな財産になりました。
この仕事のやりがいやモチベーションはなんですか?また夢を教えてください。
私はやっぱり、子どもたちの「できた!」っていう瞬間が大好きなんです
支援学校の子どもたちは成長がゆっくりですが、コツコツ支援して初めてできた!っていう瞬間に出会えたり、それを子どもや保護者の方と一緒に喜んだりすることができるこの仕事は、本当に最高だなって思います。
夢は「特別支援教育コーディネーター」になることです
学校内外のさまざまな関係機関をつなぎ、保護者からの相談対応や学級担任の支援などをする仕事です。今後、支援学級と通級指導教室を経験して、いろいろな方向からアドバイスできるようになりたいです。
この高野小学校は、どんな学校ですか?将来先生を目指す高校生の方へメッセージをお願いします!
高校生の頃から先生になりたいと思っている皆さんは、もうその時点でモチベーションが高いと思います
元気いっぱいの学校です。子どもたちが個性豊かで、その個性を生かせるような指導や支援ができている学校だと思います。
子どもたちは若い先生が大好きです。だから若い人にどんどん来てほしいです。高校生の頃から先生になりたいと思っている皆さんは、もうその時点でモチベーションが高いと思います。きっと勉強も好きですよね。そういう人なら、子どもたちに勉強の楽しさを教えることができる。今の「好き」という気持ちを、大事にしてください。そしてぜひ、先生を目指してください!