文学散歩で江田島を訪れました!
『表現文化だより』学生編集委員による、学科行事「文学散歩」の記事をご紹介します。
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6月6日(土)に、広島県江田島市にて〈文学散歩〉を行いました。
〈文学散歩〉とは、学生の実践的な学びを目的に、文学や映画作品、作家と縁深い地などを巡り、貴重な文化財にふれ、日本文化の深さと重みを体感する学科行事です。
今回は、日露戦争を題材とした司馬遼太郎の代表作「坂の上の雲」にゆかりのある「海軍兵学校跡 (現海上自衛隊第一術科学校)」を訪れ、海上自衛隊第一術科学校・岡山地方協力本部の皆様のご案内のもと、施設を見学しながらお話をうかがいました。
海上自衛隊第一術科学校は「海上自衛隊幹部候補生・海曹士学生」を養成しており、現場に出る自衛官とは別に、管理職や指揮を執る仕事に就くために必要な教育や実務訓練を行う学校です。入校してすぐに水泳のテストを行い、基準に満たなければ、講義とは別に泳ぎの練習を行います。7月頃には生徒全員で遠泳を実施し、およそ15㎞ある江田島湾を平泳ぎで渡りきるそうです。
まず、敷地内には「大講堂」があります。この建物は旧海軍時代からあるもので、旧海軍は天皇の軍隊であるため、裏には天皇陛下が待機される部屋が今も残っているそうです。大講堂では入校式・卒業式を行い、学校長や来賓として防衛大臣もご登壇されます。
次に、「幹部候補生学校」を見学しました。全長144mある建物で、教務を教える講堂、第一術科学校や江田島市の歴史についての資料が展示された部屋がありました。戦後の江田島市はイギリス連邦占領軍から接収されていた歴史があり、外国の人達向けの商売も行っていたそうです。機会があれば、そういったこともまた調べていきたいと感じた場所でした。
続いて、第一術科学校の生徒達が寝食を共にする「学生館」をご案内いただきました。ここでは主に第一術科学校の卒業生の方々にお話をうかがい、1日のスケジュールや学校内の規律についてお教えいただきました。整理整頓の仕方や衣服・靴等の場所、順番も決められていることから、授業や訓練外でも心を引き締めて生活する生徒の方々に、尊敬の念を抱いた場所でした。
最後に、「教育参考館」を巡りました。旧海軍時代の史料・遺品・遺書が非常に多く展示されており、過去に出撃した方々の写真、出身地、最終階級、どのような最期であったかが細かく記録されていました。中には、『天皇陛下万歳!』と叫んで亡くなった方もおられました。そのような所蔵品を多く見ていく中で、どれだけの方々が犠牲になり、そしてどのような思いで亡くなられたのか、深く考えさせられました。
当時の人々には「戦争」がどう見えていたのか。その方々から、何を受け継ぐべきなのか。戦争経験者が少なくなっていくこの時代だからこそ、再考していこうと思うきっかけになりました。加えて、今現在も、日本のために日々尽力してくださっている方々がいらっしゃることも、改めて実感いたしました。



