教育学部
初等教育学科

人材育成の目的

子供一人一人の多様な個性を尊重し、人格形成期にある子供の自立・協働・創造の力を育成するために必要な保育・教育の専門的な知識やスキル及び豊かな人間性を備えた、共生社会に貢献できる人材を育成する。

ディプロマ・ポリシー

(卒業認定及び学位授与の方針)

初等教育学科においては、教育学部のディプロマ・ポリシーを踏まえた上で、次の基準を満たした学生に卒業を認定し、学士(教育学)の学位を授与する。

  1. すべての子供のよさを多角的な視点から見極め、また、保育・教育を行うための基礎となる多様な領域の教養を有している。
  2. 保育所、幼稚園、こども園、小学校、特別支援学校等で活躍するに十分な専門的知識・技能、思考力・判断力・表現力を修得している。
  3. 保育・教育を担う者としての責任とやりがいを自覚し、自ら学び続けようとする態度や協働性、社会貢献の意識を十分に身に付けている。
  4. 修得した専門的な知識やスキルを、保育・教育の場や社会の現状に応じて活用することができる。また、新たな課題に対しても、身に付けた知識やスキルを応用し、主体的に問題解決を図ろうとすることができる。

なお、本学科を卒業するためには、4年以上在学し、総合教養教育科目20単位、外国語教育科目6単位、専門教育科目62単位を含む、124単位以上の単位を修得しなければならない。

カリキュラム・ポリシー


(教育課程編成の方針)

目標とする人材育成のため、初等教育学科では、本学科のディプロマ・ポリシーの①~④に対応した次の観点で、教育課程を編成する。

  1. 1年次より、学士力の形成に向けて、大学での学修の基礎や、コミュニケーション能力、特別な教育的ニーズの理解、ICT活用のスキルなどを培う科目を配置する。また、1年次では、保育・教育に関する基礎的知識・技能を身に付けるための科目や保育・教育の現場を体験する科目を配置する。
  2. 2年次より、保育者・教育者としての優れた指導力を育成するため、保育・教育に関する専門的・実践的な知識・技能を広く修得する科目を配置する。
  3. 3年次には、保育・教育を担う者としての責任感の自覚、保育者・教育者としての指導力、自ら考え学び続けようとする態度や協働性及び社会貢献の意識を育成するため、2年次までに学修したことを基に実践・応用を図る実習や隣接分野への視野の広がりを図る保幼小連携科目、ゼミナール等の演習科目を中心に配置する。
  4. 4年次には、自身が見いだした課題を探究・解決する力を育成するため、探究の過程・成果を表現する卒業研究や、修得した知識・技能や思考力・判断力・表現力を保育・教育の場や社会の実態に応じて活用する学外実習及び演習科目を中心に配置する。

アドミッション・ポリシー 2024年度


(入学者の受入れ方針)

<求める学生像>
初等教育学科の目的は、乳幼児保育、幼児教育、小学校教育、特別支援教育を担う人材の育成である。よって、本学科では、共生社会の形成に向けて子供とのふれあいや教え育てることに喜びを見いだすことができる人を求める。

<入学者に求める知識・技能・能力・態度>
入学者には、本学科の教育に必要な以下の基礎的資質・能力を有していることを求める。

  1. 保育・教育の現場における様々課題や特別支援教育に関心があり、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校教諭を目指す意欲の強い人
  2. 自ら課題を発見し、主体的・協働的に問題解決にあたり、学びを深めることができる人
  3. 伝えたいことを、根拠を示しながら筋道を立てて表現できる人
  4. 入学後の修学に必要な基礎学力(主に国語と外国語)を有している人

<入試方法についての方針>
学部教育に必要な基礎的資質・能力を多面的に審査するため,審査配分の異なる以下の選抜方法によって入学者の選抜を行う。

  1. 総合型選抜(自己アピール型) ※保育,教育の専門家を目指す意欲や目的意識を重視
    書類審査では,自己推薦書・出願資格を証明する書類及び調査書で,高校時代の活躍や実績を審査する。面接試験では,乳幼児保育・幼児教育・小学校教育・特別支援教育の専門家を目指す意欲,主体性,協調性,向上心などを審査する。小論文では,保育,教育に関わる基礎的な知識及びそれらに対する自分の考えを明確に表現できる能力を審査する。
  2. 総合型選抜(基礎学力型)※基礎学力及び人間性を重視
    適性検査(国語と英語)では,入学後の学修に必要な基礎学力を審査する。書類審査(調査書)では,高校時代の学習と課外活動の成果を審査する。面接は,①と同様。
  3. 学校推薦選抜(面接併用タイプ-基礎学力型) ※基礎学力を重視
    適性検査では,入学後の学修に必要な基礎学力を審査する。書類審査(調査書)及び面接は①と同様。
  4. 学校推薦選抜(面接併用タイプ-小論文型) ※文章表現能力及び論理的思考力を重視
    小論文では,適切に文章を構成したり,適切に言葉で表現したりする力を審査する。書類審査(調査書),面接は,①と同様。
  5. 一般選抜
    学力試験(主に国語と英語)を行い,入学後の学修に必要な基礎学力を審査する。
  6. 共通テスト利用選抜A・共通テスト利用選抜B ※次に指定する3科目で審査
    『国語』と『外国語』「英語」(リスニングを含む)を必須とする3教科目の得点を基に,基礎学力を審査する。
  7. 共通テスト利用選抜C ※次に指定する1科目+調査書で審査
    『国語』,『外国語』「英語」(リスニングを含む)2科目から1教科目の得点を基に,基礎学力を審査する。書類審査(調査書)では,高校時代の学習と課外活動の成果を審査する。