人文科学部
総合歴史学科

Introduction学科の紹介

総合歴史学科とは

「過去に学び、それを現在・未来に生かす」ことを学びの基本とする人文科学部において、とくに総合歴史学科は、現在をより良く生きるために「過去に学ぶ」、つまり過去の歴史を幅広く詳しく正確に学ぶことを目指す学科です。日本史コース、ヨーロッパ・アメリカ史コース、アジア史コース、歴史遺産コースの4つのコースから構成されています。

Three features総合歴史学科の3つの特徴

総合歴史学科は、中・四国の大学において随一の歴史学を中心とした学科です。日本史、アジア史、ヨーロッパ・アメリカ史、歴史遺産と、すべての分野を学べるコースを設け、学界の第一線で活躍する教員を配置しています。

在学生の男女比率は、ほぼ同数。岡山県内のみならず、県外各地からも入学者があります。60歳以上の社会人学生も多く、年齢・性別ともにバラエティーに富む環境で四年間を過ごすことができます。

入学から卒業まで、特別研修やゼミ旅行など現地見学や調査旅行が多いのも特徴です。授業内で博物館の展示を見学する小規模なものから、中国や東南アジアなどに遠征する大規模なものまで企画しています。

身につく知識・能力

問題を解決するため、まずは情報を収集する能力(史料収集力)と、それを比較・検討して深く理解する能力(史料読解力)を身につけます。その上で、問題解決にたどりつく能力(論理構成力・実行力)を培っていきます。

取得可能な資格

  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 博物館学芸員資格
  • 図書館司書資格
  • 学校図書館司書教諭資格
  • 社会教育主事任用資格および社会教育士
  • 社会福祉任用資格
  • 日本医師会認定医療秘書資格

※いずれも必要な科目を履修すれば卒業と同時に取得できます。

主な就職先

Curriculumカリキュラム

卒業に必要な単位数

卒業に必要な単位数
総合教養教育科目20単位,外国語教育科目8単位,
専門教育科目68単位, 以上を含め合計124単位以上

科目など詳細はこちら

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Faculty list学科教員一覧

鈴木 琢郎

准教授

日本古代史・歴史考古学

  • 学位:

    博士(文学)

  • 主要担当科目:

    日本史入門1、日本史講読1・2、日本史研究1・2、日本史講義1A、総合歴史ゼミナールⅠa・Ⅱa・Ⅲa・Ⅳa、古文書学の基礎

  • 日本の歴史の内、古代史(飛鳥時代〜平安時代)について学んでいく。学術論文の読み方、歴史史料の読解の仕方など、歴史研究の基礎を中心に学習を進め、自身の関心のある事柄を「学術的」「科学的」に研究する技術を磨いていく。

  • 主要業績:

    • 鈴木琢郎「貞観震災の基礎的考察」熊谷公男編『古代東北の地域像と城柵』高志書院(2019)
    • 鈴木琢郎『日本古代の大臣制』塙書房(2018)
    • 鈴木琢郎他「市川橋遺跡—第94次調査出土の漆紙文書」多賀城市教育委員会『多賀城市文化財調査報告書第138集』(2018)
    • 鈴木琢郎「蝦夷の朝貢・饗給と多賀城 -南北大路隣接地の大型建物群の理解をめぐって−」『福大史学』第82号(2013)
    • 鈴木琢郎「近代多賀城の史跡利用」『国史談話会雑誌』第53号(2012)

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苅米 一志

教授

日本中世史・宗教社会史

  • 学位:

    博士(文学)

  • 主要担当科目:

    日本史講読3

  • 主として初年次生に対し,日本史学の研究方法と,対象となる史料の概要を提示する。入門用に「怪異」「女性史」「戦国史」「説話」など,興味深いトピックをとりあげて解説している。また,日本中世に関する地理学・考古学・民俗学の方法論について紹介するとともに,受講生には新書・文学作品の内容発表を課している。

  • 主要業績:

    • 苅米一志・就実大学吉備地方文化研究所『吉備地方中世古文書集成(1) 備前西大寺文書』就実大学吉備地方文化研究所(2017)
    • 苅米一志「明応年間における備前西大寺の復興造営」『古文書研究』84(2017)
    • 苅米一志『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』吉川弘文館(2015)
    • 苅米一志『殺生と往生のあいだ』吉川弘文館(2015)
    • 苅米一志『荘園社会における宗教構造』校倉書房(2004)

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三田 智子

准教授

日本近世史・地域史・都市史

  • 学位:

    博士(文学)

  • 主要担当科目:

    日本史入門2、日本史講読5・6、日本史研究5・6、日本史講義3、歴史総合ゼミナールⅠc・Ⅱc・Ⅲc・Ⅳc

  • 日本の近世社会に関する基本的な知識を身につけるとともに、くずし字を読む力や、近世史料の読解力を養う。

  • 主要業績:

    • 三田智子・別曽和江・塚田孝編『都市・周縁〈史料と社会〉科研報告書 雛屋町「丁内諸用記」―近世大坂町方関係史料1―』大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター(2021)
    • 塚田孝・齊藤弘子・三田智子編『都市・周縁〈史料と社会〉科研報告書 「浄土宗法善寺一件留」壱番―大坂・難波村関係史料1―』大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター(2021)
    • 三田智子「渡辺村の構造」塚田孝編『シリーズ三都 大坂巻』東京大学出版会(2019)
    • 三田智子「泉州一橋領知の支配と地域」和泉市史編さん委員会編『和泉市の歴史7 和泉市の近世』(2018)
    • 三田智子『近世身分社会の村落構造』部落問題研究所(2018)

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小林 亜沙美

准教授

西洋史(中世)

  • 学位:

    博士(Dr. phil.)

  • 主要担当科目:

    ヨーロッパ・アメリカ史入門1、ヨーロッパ・アメリカ史講読2、ヨーロッパ・アメリカ史研究1・2、歴史人物の生と時代1B 、ヨーロッパ・アメリカ史講義1C 、総合歴史ゼミナールId・IId・IIId・IVd

  • 現代の国際社会の根底にはヨーロッパ中世に築かれた政治・社会・宗教・文化の要素が非常に多く存在している。それらを把握するため、様々な史料を取り扱いながら過去に迫り、多角的な視点、客観的な分析能力を培う。

  • 主要業績:

    • 小林亜沙美「オットー・ブルンナー(1898-1982)の1920年代の功績にみる後の「ナチの歴史家」の萌芽」『就実論叢』第51号(2022)
    • 小林亜沙美「13世紀ローマ教皇文書発給の実態」『西洋中世研究』第19号(2019)
    • Asami Kobayashi: Papsturkunden in Lucca 1227-1276. Überlieferung - Analyse - Edition, Böhlau Verlag Wien (2017)
    • 甚野尚志、成川岳大、小林亜沙美(共訳)『ローマ教皇庁の歴史 古代からルネサンスまで(Bernhard Schimmelpfennig: Das Papsttum. Von der Antike bis zur Renaissance, 4. Aufl., Darmstadt 1996)』刀水書房(2017)
    • Asami Kobayashi: Karl IV. und die fiktive Genealogie der Luxemburger, in: Thomas Wozniak edit., Königswege. Festschrift für Hans K. Schulze zum 80. Geburtstag und 50. Promotionsjubiläum, Eudola Verlag Leipzig (2014)

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渡邉 将智

准教授

アジア史(中国古代史)

  • 学位:

    博士(文学)

  • 主要担当科目:

    アジア史講読1

  • 中国史を学ぶために必須となる漢文読解の基礎能力を養う。テキストは中国古代の代表的な史書である『三国志』を用いる。漢文の基本文法や訓読方法のみならず、テキストに登場する人物・用語や時代背景も詳しく解説し、史料読解の基本姿勢と中国史の専門的知識の定着を図る。

  • 主要業績:

    • 渡邉将智「後漢における傍系の帝位継承と追尊」『日本秦漢史研究』第21号(2020)
    • 渡邉将智「後漢における郎官の再編」工藤元男先生退休記念論集編集委員会編『中国古代の法・政・俗』汲古書院(2019)
    • 渡邉将智「范曄『後漢書』の人物評価と後漢中後期の政治過程」『古代文化』第69巻第1号(2017)
    • 渡邉将智『後漢政治制度の研究』早稲田大学出版部(2014)
    • 渡邉義浩・藤高裕久・渡邉将智編『全譯後漢書 第九册志(七)百官』汲古書院(2013)

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井上 あえか

教授

アジア史,南アジア地域研究

  • 学位:

    国際学修士

  • 主要担当科目:

    アジア史講義2A

  • 南アジア(アフガニスタンを含む)の政治・社会の歴史をまなび,地域の政治的・文化的背景をふまえて現在を理解する。とくに南アジアのイスラーム社会に注目し,現在の地域紛争と国際情勢を歴史的に理解し,戦争と平和を自分のことばで語れるようになることを目的とする。

  • 主要業績:

    • 井上あえか「イスラームをどう認識するか」吉備地方文化研究所編『人文知のトポス』和泉書院(2018)
    • 井上あえか「対インド関係の不安定化 2016年のパキスタン」アジア経済研究所編『アジア動向年報』(2017)
    • 井上あえか「パキスタン政治の変化と軍の役割」酒井啓子編著『途上国における軍・政治権力・市民社会』晃洋書房(2016)
    • 井上あえか「カシュミール問題―領土と主権の間」『アジア太平洋研究』第39号(2014)
    • 井上あえか「インド・ムスリム・アイデンティティ?指導者ジンナーとパキスタンの独立」長崎暢子・深見奈緒子編『イスラームとインドの多様性』人間文化研究機構(2014)

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賈 鍾壽

教授

アジアの文化史

  • 学位:

    文学修士

  • 主要担当科目:

    歴史遺産

  • キーワードは「アジアの世界遺産」。歴史遺産の調査・研究の基礎を学ぶ。これを受けてアジアの歴史遺産を取り上げ,その保存と活用のよりよい方法を探る。歴史遺産から,何を学ぶべきかを具体的に取り上げる。

  • 主要業績:

    • 賈鍾壽『ボロブドゥール・燦爛たる仏教遺跡』Book Korea2013)
    • 賈鍾壽『ジャワの寺院と遺跡』周留城出版社(2012)
    • 賈鍾壽・木村重信編著『韓国石像の源流を求めて』Book Korea(2011)
    • 賈鍾壽編著・訳『今も生きている支石墓社会スンバ島』Book Korea(2009年)
    • 賈鍾壽『バリ島Island of Gods』大育教育出版(2009)

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中山 穂孝

講師

人文地理学

  • 学位:

    博士(文学)

  • 主要担当科目:

    地理学概論、歴史遺産講義2B、歴史遺産史料講読3、歴史遺産研究3・4

  • 日本における歴史遺産の保存・活用について概観し、観光資源としてどのような価値を持っているのかを把握する。地理学的な視点から、地域のなかで都市や歴史遺産が形成・継承されてきたプロセスとその背景を学生たちと共に考えていきたい。

  • 主要業績:

    • 中山穂孝「温泉地における排除と隠蔽-近代の別府温泉を事例に-」『温泉地域研究』35号(2020)
    • 中山穂孝「戦後復興と国際観光都市の形成-静岡県熱海市を事例に-」『温泉地域研究』32号(2019)
    • 中山穂孝「近代熱海における温泉資源と別荘地開発による観光都市の形成-開発者に着目して-」『都市と社会』第3号(2019)
    • 中山穂孝・尾崎瑞穂「和歌山県新宮市におけるニューツーリズムの進展」『地理学論集』94巻1号(2019)
    • 中山穂孝「近代的温泉観光地の形成と都市開発-大分県別府市を事例に-」『人文地理』67巻2号(2015)

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中塚 朋子

准教授

社会学

  • 学位:

    博士(学術)

  • 主要担当科目:

    社会学の世界と歴史、社会学概論A、社会学概論B、社会教育演習Ⅰ、社会教育演習Ⅱ、社会教育課題研究Ⅰ、社会教育課題Ⅱ、社会教育実習

  • 「社会学」科目では、社会学の理論や方法を日常的な出来事や社会問題を通して学び、人々の関わりや社会に対する想像力と洞察力を培い、現代社会の仕組みや課題について考える。「社会教育」科目では、社会教育の理念や実践を通して、現代社会の急速な変化や学習者のニーズに応じた社会教育の課題や方法について考える。

  • 主要業績:

    • 中塚朋子「薬害根絶への思いと薬害教育」本郷正武・佐藤哲彦編著『薬害とは何か――新しい薬害の社会学』ミネルヴァ書房(近刊)
    • 中塚朋子「医療面接教育における 「医学的情報」と「社会・心理的情報」──「病い(illness)」と「疾患(disease)」 の接する場として」藤崎和彦監修・樫田美雄・岡田光弘・中塚朋子編著『医療者教育のビデオ・エスノグラフィー──若い学生・スタッフのコミュニケーション能力を育む』晃洋書房(2018)
    • 中塚朋子「「薬害」を学ぶための副教材はどのようにして作られたのか──中等教育を対象とした「薬害教育」に関する討議の検討」科学研究費補助金研究成果報告書『「薬害教育」に向けた多声的「薬害」概念の提起』(2016)
    • 中塚朋子「写真と語り──写真を撮るとき,見るとき,語るとき」遠藤英樹・寺岡伸悟・堀野正人編著『観光メディア論』ナカニシヤ出版(2014)
    • 中塚朋子「『写真』に関する質的研究の展開――『映像』/『視覚』の社会学という2つの視点から」『質的心理学フォーラム』第4号,日本質的心理学会(2012)

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若見 理江

准教授

哲学・宗教学

  • 学位:

    博士(文学)

  • 主要担当科目:

    哲学の世界と歴史,ヨーロッパ人の思想

  • 古代から現代にいたる哲学者が何を問題にしてきたのかを概観することによって哲学的な考え方を学び(哲学史)、現代における身近な問題を哲学的観点から考察する(哲学)。また、聖書を読み、ユダヤ教・キリスト教に関する基本的な知識を身につける。

  • 主要業績:

    • 若見理江「歴史の領域──三宅剛一とハイデッガー」陶久明日香・長綱啓典・渡辺和典編『モナドから現存在へ──酒井潔教授退職記念献呈論集』工作舎(2022)
    • 若見理江「理解と解釈」他, ハイデガー・フォーラム編『ハイデガー事典』昭和堂(2021)
    • 若見理江「三宅剛一の制度概念における「未来」の契機」『吉備地方文化研究』第31号(2021)

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松﨑 博子

准教授

図書館情報学,図書館文化史

  • 学位:

    博士(図書館情報学)

  • 主要担当科目:

    図書館概論

  • 現代公共図書館の社会的意義を概観し,日頃利用者が強く意識しない図書館の機能に気づかせる。図書館専門職の果す役割について概説する。図書館と社会の関係を理解して「図書館とは何か」という問いかけにそれぞれ自分なりの答えを見つける。

  • 主要業績:

    • 松﨑博子「ボストン公立図書館の誕生」「米国図書館の発展:デューイとカーネギー」『図書・図書館史:図書館発展の来し方から見えてくるもの』ミネルヴァ書房(2019)
    • 松﨑博子『図書館人物事典』日外アソシエーツ(*項目執筆 松田金十郎,C・ウィリアムソン,J・ウィンザー,S・グリーン,A・クレーガー,J・シェラ,K・シャープ,P・バトラー,A・ボストウィック,I・マッジ)(2017)
    • 松﨑博子「シェラの図書館学教育思想と実践に関する研究」(学位論文)(2016)
    • 松﨑博子「シェラの図書館学教育思想とその実践」『図書館文化史研究』第32号(2015)
    • 松﨑博子「公共図書館の成立」「近代の図書館」『図書・図書館史』日本図書館協会(2013)

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金 河

講師

ハングル

  • 学位:

    人文科学修士

  • 主要担当科目:

    ハングル文法入門、ハングル講読入門、ハングル中級

  • 韓国語の正しい発音と文法を基礎から丁寧に学習する。韓国語だけではなく韓国の歴史、文化、現代事情も合わせて学習し、実践的に使えるコミュニケーション能力を伸ばしていく。

  • 主要業績:

    • 金河『テキスト 韓国語』賈鍾壽 編 大学教育出版(2015)(共著)
    • 金河 改訂版『テキスト 韓国語』大学教育出版(2019)(単著)
    • 禹長文/金河(訳)「満州と韓半島地域の卓子式支石墓の考察」『環太平洋文化』第29号(2014)
    • 李東煕/金河(訳)「韓国の世界遺産」『環太平洋文化』第29号(2014)
    • 禹長文/金河(訳)「東北アジア支石墓の源流」『環太平洋文化』第31号(2016)

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