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平成22年度講師派遣

2011-02-21

タイトル: 賢い患者になるために―生活習慣病を例に―
日  時: 平成23年2月20日(日)
場  所: 笠岡市大井公民館
講  師: 柴田 隆司(薬学部 薬学科 教授)

今年度に笠岡市と就実大学との間で提携が結ばれ、笠岡市における文化活動に就実大学が貢献できることになった。笠岡市大井公民館では今までに教養講座、人 権講座、子育て講座などの文化活動がなされ、笠岡市大井学区の多くの市民が参加している実績を有する。今回はその第1回として健康に関する講座が企画さ れ、薬学部より講師が派遣された。

近年、腹囲で判断できるメタボについて、メタボ リックシンドロームが声高に注意喚起され、特定検診の受診が勧められている。その検査結果次第では情報提供、動機づけ支援、積極的支援というアプローチが なされるというシステムを制定された。高血圧、糖尿病、脂質異常症(旧 高脂血症)などは、直接的な症状を招くわけではないが、血管壁に破綻をきたす。結果的に心筋梗塞や脳梗塞、腎不全、閉塞性動脈硬化症を誘発する。しかし、 生活習慣を改善することで予防ないしは発症を遅延できる。具体的な改善とは、食事療法と運動療法の習慣化である。コレステロールや脂質の多い食品を避けた り、摂取カロリー量を制限したりすること、ウォーキング量を歩数計で確認しながら運動量を確保することになる。また、いわゆる血液がドロドロの状態を避け るには、睡眠時や入浴時など水分消失する状況下では事前に水分補給することが勧められる。別の策として、青身魚を毎週に2、3回食べることによりEPAを 摂取することで対応できる。このような生活療法の実施が健康長寿を維持する決め手になるであろう。

また、生活習慣病を発症して薬物治療を受ける場合、特に糖尿病の薬においては服薬と食事とのタイミングが重要となってくる。食直前という指示は、「いただきます」と手を合わせた時に薬物を服用することである。

 

上記のような、生活の知恵を身につけていただき、健康な生活を送っていただきたいと思う。

タイトル: 平成22年度第2回 笠岡市企業等人権問題連絡協議会
「男女共同参画社会に一歩近づくために」
日  時: 平成23年2月18日(金)
場  所: 笠岡労働者福祉センター(サンライフ笠岡)
講  師: 塩田 澄子(薬学部 薬学科 准教授)

 

企業の人権問題担当者を対象に上記のタイトルで講演を行いました。今回は昨年12月に策定されたばかりの第3次男女共同参画基本計画の目玉となる 「女性の活躍による経済社会の活性化」について、ポジティブ・アクションとワーク・ライフ・バランスの推進を中心に話をしました。平成21年度県知事賞を 得た、就実大学におけるワークライフバランスの取組も事例の一つとして紹介いたしました。また、自分自身の経験を踏まえ、再就職時の支援やポジティブ・ア クションやワーク・ライフ・バランスに取り組む際に留意していただきたいことなど、女性の視点から伝えることができました。この講演を聞いた参加者の方々 が職場に戻られたときに、女性職員の皆さんをどう活用していこうかと考えるきっかけを作っていただけたとしたら幸いに思います。

 

本講演 の準備にあたり、就実大学では女性教職員の割合はもちろん、女性教授の割合も高く、教授会の構成員も助手から教授までとなっており、さまざまな人が意見を 言える環境づくりをしていることが分かりました。このように日常の中でポジティブ・アクションが実践されていることを改めて認識することができました。