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永田忍教授の執筆した論文が掲載されました!
2026-07-24
この度,永田忍 教授の執筆した論文が『心理療法統合研究』に掲載されました。永田先生よりコメントが届きましたのでご紹介します。
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今回、強迫症のクライエントに対して実施した遠隔(オンライン)認知行動療法の事例について、「統合的心理療法で実践するとどのような新たな視点が得られるのか」という観点から、日本統合的心理療法学会の公開スーパーヴィジョンでスーパーヴァイジーとして発表した内容をまとめた論文が、『統合的心理療法研究』に掲載されました。
統合的心理療法とは、特定の学派にとらわれることなく、クライエント一人ひとりの特徴や抱える問題、治療の経過に応じて、複数の心理療法の理論や技法を柔軟に組み合わせ、より効果的な支援を目指すアプローチです。もちろん、単一の学派によるアプローチの有効性を否定するものではありません。
心理療法の各学派には、それぞれ固有の理論的強みがあります。一方で、特定の理論に過度に依拠すると、クライエントの個別性への対応が十分でなくなったり、介入が画一的になったり、セラピスト自身の確証バイアスが強まったりする可能性があります。
統合的心理療法の視点を取り入れることで、セラピストはクライエントの多様な心理的背景や症状、治療過程に応じて介入を柔軟に調整でき、より個別化された支援を実践しやすくなります。
就実大学で公認心理師を目指す学生の皆さんにも、このような柔軟な視点をぜひ身につけていただきたいと考えています。ご興味のある方は、ぜひ論文をご覧ください。
論文: 永田忍(2026).統合的心理療法の視座をもつ意義:強迫症に対する標準プロトコルに依拠した認知行動療法の実践事例の検討から.心理療法統合研究,3(1) 54-64.
(※日本心理療法統合学会のホームページの『オンラインジャーナル』の箇所から閲覧できます)