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教育心理学科 授業報告
授業紹介「学校救急処置演習」
2024-07-11
本学教育心理学科の養護教諭志望3年生は、今年度前期毎週木曜日に森口清美先生による「学校救急処置演習」を受講しています。履修している学生さんからこの授業について紹介してもらいます。
この講義の到達目標は、養護教諭が行う救急処置の流れを理解し、事故や傷病発生時に的確な判断、処置、事後指導ができるようになることです。毎回の授業では、頭痛・腹痛、呼吸困難、熱中症など、様々な状況における救急処置を学んでいます。授業は前回の内容に関する小テストから始まり、その後、新しい内容に入ります。
授業中、学生はマイクを回し、順番に質問に答えます。これは学んだ知識やその応用力を試すものです。一見緊張しそうに思えるかもしれませんが、実際は和やかな雰囲気の中で進行します。近くの席の同級生に助けを求めたり、先生がヒントを出したりすることもあるため、失敗を恐れる必要はありません。この方法により、重要なポイントが印象に残りやすくなっています。
特に実践的な内容、例えば「回復体位(ショック体位)」の実演などは、クラス全体の前で行うこともあります。意識はないが正常に呼吸している場合や、嘔吐している(または予想される)場合に用いるこの体位は、実際に体を動かして学ぶことで、より楽しく、確実に習得できています。
養護教諭に必要な救急処置の知識と技術を身につけ、数カ月後に控える養護実習に万全の状態で臨めるよう、今後の授業も頑張ります。