門原ゼミでは，学級経営を中心に卒業研究を行っています。今年は，小規模校の児童に関する意識調査や複式教育の現状について研究を進めている学生がいることから，新見市立矢神小学校を訪問させていただきました。

名越浩子校長先生の講話を聞いた後，実際に1・2年生の算数の複式授業を参観しました。初めて見る複式授業に学生たちは驚きを隠せず，熱心にメモを取っていました。

また，新見市は早くから総務省の委託を受けてICT教育の先進地域でもあり，iPadを使いこなしている児童の様子にも驚きました。その後，配属学級に分かれて授業参観や給食指導，清掃指導をしたり，お昼休みには子供たちと遊んだりしました。

教頭先生や教務主任の先生の様々な配慮や他の先生方の惜しまない協力を感じ，少人数の組織であっても学校としての機能が大変充実していることを実感しました。

また，訪問前に時間があったので，途中にある「日本一の親子孫水車」にも立ち寄り記念写真を撮りました。

・「わたり」と「ずらし」の授業を初めて見せていただき，教室全体を見ながらも「一人一人の発達段階に合わせた」指導を行う難しさや大切さをより深く理解することができました。

・間接指導では，直接児童を見ることが難しい時間があるため，ほんのわずかな時間に交わされる児童とのコミュニケーションの機会を大切にされており，そうした小さな機会の積み重ねが確かな児童理解につながることを学びました。