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総合歴史学科 教員の活動
小林亜沙美准教授がドイツ国内の文書館・図書館へ調査に行ってきました。
2022-10-02
総合歴史学科の小林亜沙美准教授が8月上旬にドイツの文書館・図書館(ドイツ文学文書館マールバッハ、ミュンヘンのバイエルン国立図書館、ハイデルベルク大学図書館、フランクフルト・アム・マイン大学図書館、ゲッティンゲンのニーダーザクセン国立・大学図書館、ボンの大学・州立図書館、マールブルク大学図書館)へ資料調査に行ってきました。
今回の調査資料は、オットー・ブルンナーという第二次世界大戦中と戦後のドイツ歴史学界を牽引した歴史家が、ドイツ国内外の歴史研究者とやり取りをしていた学術書簡です。書簡は1920年代から1980年代もので、中には戦中戦後の混乱期に、時には戦場に招集されている状況下で執筆されたものもありました。様々な場所から同僚たちに送った書簡からは、各時代の異なる政治状況に合わせつつ研究に情熱を注ぐブルンナーの足跡を見ることができました。
また、久しぶりにドイツの研究者たちと対面研究会を開催し、各自が現在着手している研究の意義・手段・計画について話し合いました。厳しい意見を率直に交換し激論を繰り広げることができる、温かく素晴らしい研究仲間たちの存在を再度確認しました。
今回のドイツで収集した調査資料の一部は『就実史学論集』で発表する予定です。写真はミュンヘンのバイエルン国立図書館入り口、マールブルク大学図書館(神学部)の外観です。
(文責:小林)
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