4月22日、表現文化学科行事「研修旅行」が行われました。2020年度と2021年度はコロナ禍で中止となったため(2021年度は代替行事として大学から徒歩で岡山後楽園へ行きました)、2019年度に京都へ一泊旅行をしに行って以来、3年ぶりです。とはいえ今年度もコロナ禍に鑑みて、日帰り旅行に縮小して実施されました。表現文化学科新入生全員が参加して行われる研修旅行は、一年生に大学に慣れてもらい、学友との親交を深め、教員と交流する機会として、たいへん重要な行事です。日帰りではありましたが、万全の感染対策をして行ない、無事、実施することができました。新入生ほぼ全員が参加しました。
今年度は広島県福山市にあるふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)と福山市立ふくやま美術館を訪問しました。朝9時に岡山駅を出発してバスに乗り、1時間20分ほどで目的地に到着。歴史博物館と美術館は同じ敷地内に位置しており、密を避けるため学生は半分に分かれて、午前と午後の交互に時間をずらして、歴史博物館と美術館を訪問しました。
歴史博物館では資料や模型によって瀬戸内の歴史をたどることができる展示や、草戸千限の町並み(室町時代初夏の夕暮れという設定)を実物大で再現した様子を見学しました。学生たちは当時の生活の様子が詳細に理解できることに驚いていました。
美術館では特別展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン――ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」と春季所蔵品展「繰り返しのアート」そしてコレクション展を見ました。近代西欧絵画から日本の現代アート作品や刀剣まで、幅広くコレクションしている美術館でした。特別展の展示もモリスのインテリア・デザインからライトのステンドグラスまでどれも美しく、学生たちは熱心に観賞していました。
当日は晴天に恵まれ、学生たちの中には、新たにできた友人といっしょに敷地内の公園を歩き回ったり、ベンチに座って話し合ったりするひともいました。
見学を終えて再びバスに乗り、午後
4時頃、岡山駅着。
学生は疲れた様子も見せず、元気に解散しました。
今回の研修旅行は、本学科の学びにとっても、また学生間の親睦、
学生と教員間の交流にとっても、重要な機会になりました。