表現文化学科の川崎剛志教授が、単著『修験の縁起の研究ー正統な起源と歴史の創出と受容ー』（和泉書院、2021年2月）の業績により、第30回（2021年度）日本山岳修験学会賞を受賞しました。３月６日、授賞式が行われました。

同学会は、日本人の信仰の原点である山岳信仰ならびに修験道を多方面から調査・研究し、その学術的発展を図ると共に社会に資することを目的とした学会で、各年度で最も優れた業績に学会賞が授与されます。

川崎教授のコメント「この学会は、宗教学、歴史学、民俗学、考古学、文化人類学等、多様な専門分野の研究者によって構成されています。拙著は、山岳信仰の意味や価値を書き記した書物の世界を探ったものです。日本文学研究の方法がこの分野でも有効であることを認めていただき、感謝いたします。これまで以上に、学際的な議論に加わっていきたいと思います」。