教育学研究科 教育臨床心理学コース オープンキャンパス開催！

7月17日（土）に教育臨床心理学コースのオープンキャンパスを開催しました。本コースは、公認心理師および臨床心理士を養成しているコースです。詳しい養成課程については、大学院ホームページやこちらのPDFをご覧ください。

オープンキャンパスの当日は、全体ガイダンスとして　①教育学研究科と教育臨床心理学コースの紹介　②カリキュラムと実習体制の説明　③入試情報（出題領域・問題の傾向など）　④大学院生によるコース紹介　が行われました。その後、各教室に分かれて懇談会が開かれました。

懇談会の後は、修士1年による修士論文の構想発表会が行われました。発表者2名の感想を紹介します。

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Sさん
　私は「怒りの感情理解に焦点をあてたアサーション・トレーニングが中学生の学校適応感に及ぼす影響」というテーマで研究を進めています。大学院に入学してから、研究にはあまり精力的に取り組めていなかったのですが、構想発表会に向けて資料を作成することによって、研究の内容や自分の考えが整理されました。また、構想発表会本番では、先生方に多角的な視点からご意見をいただくことができ、研究に対する新たな気付きが得られました。初めは、先生方に研究内容を批判されることが怖くとても緊張していたのですが、先生方が自分の研究がより良いものになるように考えてくださっていることが伝わり、恐れる必要はないということを実感しました。この構想発表会を通して、自分の研究に足りないこと、これから取り組まなければならないことが明確になったので、これらを1つ1つ改善しながら研究に取り組んでいこうと思います。想像していたよりも沢山の方々が発表を聞いてくださり、とてもいい経験になりました。

Tさん
　私は「心理臨床家の服装」に関する研究をしています。内容としては、「臨床家がどのようなことに配慮し、どんな服を選んでいるのか」や「臨床家の服を見てクライエントはどのような印象を抱くのか」といったことを研究しようと考えています。
　構想発表会を迎えるにあたり、5分という短い発表時間でどれだけ分かりやすく自分がしたい研究を伝えられるかを心がけ、資料を作成しました。私にとっては何度も見てきた文章ですが、初めて見る人にも伝わるように、作成した資料を指導教員だけでなく先輩方にも見ていただきました。
　発表会当日は、初めて指導教員以外の方に発表する場だったので緊張しました。いざ発表をしてみると、私の発表を真剣に聞いてくださり、考えてくれる姿を見て、少し緊張がほぐれました。1年前に先輩方の構想発表会を見させていただいたのですが、当時は「1年後に自分も同じような発表ができるかなぁ」思っていました。自分の発表態度を振り返ってみると、大学院に入学して3ヶ月半で、自分の考えを人前で話す力が自然と鍛えられたのではないかと感じました。
　構想発表会を終えて肩の荷がおりた感じがしましたが、のんびりしている暇もなく、、、（笑）頂いた意見をもとにこれから計画を再度見直し、次の段階に移りたいと考えています。道のりはまだまだ長いですが、これからも引き続き頑張ります。

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教育臨床心理学コースのオープンキャンパスは毎年開催されています。公認心理師・臨床心理士に興味のある方、心理臨床に関する研究を更に深めてみたい方、ご参加をお待ちしております。また、大学院の公開説明会も開催されています。前回の様子はこちらからご覧いただけます。第2回は2022年1月7日（金）に予定されておりますので、こちらも合わせてご検討ください。

関連する過去の記事
・2020年度 教育臨床心理学コースのオープンキャンパス
・2020年度 修士論文構想発表会