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ふれあい広場第1回「えほんはおれにまかせろ!」を開催しました!

2020-07-10

日程:2020年6月20日

コロナ禍においてどのような形で子育て支援ができるか模索する中、第1回目は、テレビ会議によるお父さんのための絵本講座を開催しました。初の試みに参加者が集まるかどうかといった心配もありましたが、当日は県内外から6組のお父さんとお子さんが集まってくださいました。まずは参加者の皆さんからの自己紹介。お父さん方からは、お子さんとの日頃の関わりや絵本の読み聞かせの様子を教えていただき、お子さんの好きな絵本も紹介していただきました。お子さんとふれ合えるわらべうたを楽しんだ後は、絵本の読み聞かせです。読んだのは『くつくつあるけ』と『くだもの』の2冊。テレビ画面上で見ると自分の目の前で、自分だけに読んでもらっている感覚になるのでしょうか。皆さん一生懸命に見てくださっている様子が読み手側にも伝わります。国語教育や幼児の言葉が専門の丹生教授からは、ミニ講座として絵本の「3つの秘密」(①主人公の大きさの秘密、②色の秘密、③立ち位置の秘密)についてお話いただきました。また、お父さんは子どもを産むお母さんにはかなわないけれど、お母さんと同じ心地よさを味わわせることはできる、そして絆を結ぶのに大事な役割を絵本は担っているという丹生教授のお話は、絵本を通して子育てに楽しみながら関わっていこうとするお父さん方の背中を強く押してくださったのではないでしょうか。最後にお父さん方からは「これまで読んであげるだけだったけど、絵本の深いところが分かった」「今日の話をもとに、家にある絵本をもう一度見返してみたい」などの声も聞かれ、絵本への想いに火がついたようでした。また、絵本の読み聞かせに飛びつく我が子の様子に、「子どもが絵本を好きなんだということが分かった」とお子さんへの気付きを新たにされた方もいたようです。今回は、学生も「おすすめ絵本」の紹介資料の作成を通して協力してくれました。絵本を調べたり実習の経験を活かしたりして子育ての支援に関わり、思いを届けたことはきっとこれからの力につながるでしょう。

本来は生の声で、実際に絵本を目の前にすることが1番なのかもしれません。しかし、画面の向こうでじっと食い入るように絵本を見たり話を聞いてくれているお子さんやお父さん方の姿を見ると、コロナ禍の今だからこそできる、新しい形の情報発信の必要性を感じました。ご参加くださったお子様、お父さん方、ありがとうございました。