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教育心理学科 講演会・研究発表会

就実大学教育心理学会 会員自主企画「聞いて×話してLGBT~わかったつもりのその先へ~」

2019-12-28

 2019年12月6日および13日に、LGBTに関する講演会を開催しました。この会を企画・運営した学生より感想が届きましたのでご紹介します。

 

 「聞いて×話してLGBT~わかったつもりのその先へ~」と題して、性の多様性について学び考える講演会とワークショップを開催しました。
 1日目の講演会には、岡山で活動するLGBTの当事者団体であるプラウド岡山の代表 鈴木富美子先生をお招きし、性の多様性について学びました。そこでは、性の多様性についての基礎知識や当事者を取りまく状況だけでなく、「一番問題なのは、セクシュアルマイノリティを取りまく差別や偏見といった人々の意識であること」を教えていただきました。
 2日目のワークショップでは、当事者の方2名をお招きし、グループに分かれてお話をしました。参加者のみなさんが当事者のお2人に質問しながら会話をする中で、無意識のうちに「当事者とそうでない人」に分けて考えていたことに気付いてハッとされる場面が見られました。
 本企画の副題である「~わかったつもりのその先へ~」には、「LGBTという言葉の意味を正確に説明できるからといって、性の多様性について理解しているとはいえないのではないか」という意味を込めていました。参加者のみなさんは、性の多様性について正しい知識を学んだだけでなく、知識による理解を超えた学びや気付きがあったのではないかと思います。しかし、今回の企画はあくまで性の多様性について考える‟はじめの一歩”として捉えてほしいと思います。今回学んだこと気付いたことを踏まえて、今後の生活の中でも性の多様性について考え、支援者としてどうしていくといいのかを考え続けてもらえたらと思っています。(記事 & 写真 3年生 M・F)