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総合歴史学科 オープンキャンパス
2019年度 オープン・キャンパス(第4回・第5回)が開催されました。
2019-09-22
総合歴史学科
オープン・キャンパス
第4回・第5回
8月24日(土)・25日(日)、本年度の入試実施前としては最後のオープンキャンパスが開催されました。
■1日目(8/24)
第一日目の学科紹介は、中山芽郁さん、近藤未菜さん、直本夏実さん(いずれも4年生)の担当でした。すでに経験しているだけあって、落ち着いた語り口で大学生活を紹介してくれました。特に、時間割の組み方、空き時間の過ごし方、サークル活動、就職活動など、高校生にとって関心の高い話題が多く、参加者も熱心に聞き入っていました。
ミニ講義は、櫻田美津夫教授(ヨーロッパ・アメリカ史)による「ヨーロッパ史と絵画史料」でした。特に多くの絵画史料が作成されたオランダを中心に、絵画史料は現実そのままではなく、必ず主題に応じた誇張があること、逆に主題ではない背景にこそ真実が含まれている可能性があること、それらを解明するためにも文献史料との突きあわせが必要であることなどが説かれました。歴史資料を、具体的にどう読解していくかの筋道が示されました。
■2日目(8/25)
第二日目の学科紹介は、中山唯さん、篠原義喜さん(いずれも4年生)の担当でした。こちらも経験者で、特に時間割の組み方、サークル活動、就職活動について詳しく解説してくれました。
ミニ講義は、苅米一志教授(日本史)による「歴史の研究って、何してるの?」でした。日本中世史を例に、古文書・古記録・古典籍を「具体的に、どのような手順で」読解していくのかを解説したものです。「茂木文書」の中の一通の古文書を例として、個々のことばに注釈をつけていく作業が紹介されました。この紹介を通して、歴史の研究者が「日常的にどのように」研究しているかが示されました。
いよいよ受験シーズンが到来します。参加者の皆さまには、自分に合った受験区分を選択し、体調管理に気をつけて、勉学を深めていってほしいと思います。
次回のオープンキャンパスは、2020年3月7日(土)となります(現・高校2年生以下を対象)。多数のご参加をお待ちしています。
(文責:苅米)