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表現文化学科 学科行事

身体表現ゼミ 卒業研究発表会紹介

2017-10-10

就実大学 人文科学部 表現文化学科主催 第12回身体表現ゼミナール卒業制作発表会を開催いたしました。

会場:就実大学T館6階 音楽教室(T611)

日時:2017年10月7日(土)16時30分開演

 

今年の発表会タイトルは『てとてとて』。個性と個性のぶつかり合いのようなゼミ生13名が、この共通テーマのもと、それぞれの創作に力を注ぎました。

最後は紫色の風船を持ち、皆で山葡萄を演出

「生食」ではなく、ワインやジュース、ジャムなどに加工することによって素材の良さが生きてくる山葡萄に、私たちの一筋縄ではいかないクセのある味わいを重ねています

 

ゼロから生み出すことの苦しみを、私たちは学びました。どこに転がっているか分からないアイディアを求め、24時間アンテナを張り、ふと耳にした曲、目にした衣装、思い浮かんだ動き・言葉、その全てを創作ノートに書き込み、自分の作品にどう組み込むか、取捨選択を行い続ける日々でした。触れるもの全てに興味がわき、必要なもののような気がして、なかなか捨てられないこともありました。1日中稽古室にこもり、創作以外のものは全て自身と切り離したうえで、唸り、動き続けても、何も見えてこないことの方が多かったです。できない自分が情けなくて、逃げたくなった夜もたくさんあります。「創作」とはなんと厳しい世界だったことでしょう。それでも、10月7日(土)には、誰一人欠けることなく全員で無事、舞台に立つことができました。学生の力だけでは決して成立しなかった発表会・作品を形づくることができたのは、演技に命を吹き込んでくださった照明・音響・舞台監督の皆様方、創作過程にも駆けつけ、励まし応援してくださった卒業生の皆様、そして発表の機会を与えてくださった先生方のおかげです。

また、ご来場くださった122名のお客様の中からは、「心に響く何かがあり、感動して泣きました」(30代女性) 「私の中で何かが変わった気がします」(20代女性)などの声が寄せられました。作品に込めたお客様へのメッセージ、創作に対する熱意が伝わった結果だと思います。

悩みもがき続けた時間を経て、私たちは確かに、生み出した作品への愛おしさを感じています。かけがえのない、宝物です。この創作を通して、自分と向き合い戦うことは孤独な作業ではあるけれど、必ず寄り添い、共に考え戦ってくれる人がいるのだと学びました。そんな人たちを大切にしながら、これからもより広い世界を知り、成長していける自分を目指します。ありがとうございました。

 

第12期身体表現ゼミナール一同