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薬学科 研究・産学連携

学会・セミナー2008

2008-08-08

就実大学薬学部セミナーが開かれました(平成20年8月8日)

平成20年8月8日(金)午後6時半から、日本薬学会中国四国支部主催 就実大学薬学部セミナーが開かれました。講演者は米国ダートマス大学医学部教授 HM Swartz先生AB Flood先生です。
保健政策及び社会学教授のFlood先生は“Using Health Services Research to Inform US Health Policy”(合衆国の保健政策を周知するための保健サービス研究の利用)に ついて、連邦政府や議会の注目を集めているダートマス大学での健康保健政策研究のお話をされました。患者が求めるよい医療とはなにか、患者がエビデンスに 乏しい治療を医師に求めていないかとの問題提起がなされ、その解決法としてエビデンスに基づく治療を患者に広めるためのアカデミアや規制当局の試みについ て最新の情報をご提供いただきました。
また、放射線医学及び生理学教授のSwartz先生は“In vivo EPR, from animals to human subjects”(生体内EPR(電子常磁性共鳴法)―動物実験から臨床研究まで―)に ついて、生体内EPR(電子磁気共鳴)の開発と利用についてお話されました。特にEPRが生体内の酸素濃度を測定するよい方法であり、従来の装置よりも低 周波数のLバンド装置の開発により、虚血再灌流障害、糖尿病性末梢血管障害、などの部位と程度を測定できるとのことでした。

各先生のご講演後、先生方のご研究が医療現場においてどのような改善の可能性を示せるのかなど、活発な質疑応答が行われました。講演会後に、演者の先生方より、大変活発な議論ができ今回の講演会は有意義であったとのご感想をいただきました。
また、本講演会は、日本薬剤師会研修センター研修認定薬剤師制度1単位の集合研修であり、岡山市の病院や薬局に勤務される薬剤師の方々にも多数ご参加いた だきました。お集りいただいた薬剤師の方々からは、職業人として英語の必要性を再認識するよい機会となったこと、薬学の新しい情報に触れ、勉強のモチベー ションが上がったことなどのご意見が寄せられました。

就実大学薬学部では、今後も、地域の薬剤師の方々の研修の一環として役立つ講演会を企画し、実施してまいりたいと存じます。

 

 

Flood教授ご講演。
演題:“Using Health Services
Research to Inform US Health Policy”
(合衆国の保健政策を周知するための
保健サービス研究の利用)
Swartz教授ご講演。
演題:“In vivo EPR, from animals
to human subjects”
(生体内EPR(電子常磁性共鳴法)
―動物実験から臨床研究まで―)

 

熱心な質疑応答がなされ、大変有意義な講演会となりました。

両先生と記念撮影。