「チーム初等」で支え合って掴んだ、夢だった仕事

「チーム初等」で支え合って掴んだ、

夢だった仕事

2022年度卒
内定先 広島市特別支援学校教諭
学部・学科 教育学部 初等教育学科
出身校 広島県 / 瀬戸内高等学校

特別支援学校教諭を志した理由を教えてください。

小学生のころ、弟の担任だった特別支援学級の先生に憧れたのがきっかけです。私の弟には知的発達障があり、その先生は弟の好きなことや得意なことを上手に伸ばしてくださっていました。その様子を見て、私も障がいのある子どもたちを手助けできる仕事がしたいと考えるようになりました。大学進学の際も気持ちは変わらず、特別支援学校教諭を目指そうと決めていました。就実大学に入学したのは、学生が互いに高め合いながら教員を志していける環境に惹かれたからです。

大学生活で頑張ったことは何ですか?

広島市内の特別支援学校へ教育実習に行ったことです。児童の様子や授業の環境づくりなど、実際の現場に立ってみて初めて発見できることがたくさんありました。これから特別支援学校教諭として実際に働くうえで、役に立つ経験ができたと思います。

私が入ったのは、発語がなく自らの言葉で会話したり、感情を表現したりすることができない子どもたちの学級でした。最初はどのように関わるべきか分からず不安に感じていましたが、そのうち子どもたち一人ひとりに独自のコミュニケーションの取り方があることに気がつきました。実習の後半は、それぞれの意思疎通の仕方を踏まえて児童たちと接していくことができました。

実習に行ったことで、改めてこの仕事に就きたいと実感しました。今度は先生としてこの場に戻ってきたい、と強く思ったのを覚えています。

大学生活で頑張ったことは何ですか?

教員採用試験を振り返ってみてどうでしたか?

採用試験に向けて勉強する際、自分一人で問題を解くことが多かったのですが、なかなか身に付かないと感じることがありました。そこで友人と問題を出し合い、分からない問題はホワイトボードを使って一緒に解くなどして、協力して勉強する時間を作るようにしてみました。一緒に頑張ることでモチベーションが向上しましたし、自分の考え方や解き方を相手にアウトプットすることで、自分自身もしっかりと内容を理解することができました。

二次試験の面接練習には大学の保育・教職支援部を利用しました。私は「教員になりたい」という気持ちを上手く言葉にすることが苦手で、初めのうちは苦戦しました。繰り返し練習するなかで、「まずは自分の気持ちを誠実に伝えることが大切なんだよ」というアドバイスをいただきました。絶対にこの仕事に就きたいと思っていたので、言葉にするのが苦手なりにその気持ちを伝えられるよう何度も練習しました。

私は自分にあまり自信がもてず、勉強を始めたばかりの頃は「不合格だったらどうしよう」という後ろ向きなことばかり考えていました。ですが初等の仲間たちは一人ひとりが前向きな気持ちをもち、お互いを尊重してサポートし合えるような人たちばかりでした。そんな姿を見て、私も気持ちを切り替え、自分自身にも周囲にもポジティブな言葉をかけるよう意識しました。結果的にその習慣が自信に繋がり、良い結果を得られたと感じます。

就職後に挑戦してみたいことはありますか?

中学時代から吹奏楽部に所属してきたので、自分自身が培ってきた音楽の経験を特別支援学校での仕事にも活かせたらなと考えています。音楽は誰にでも、どんな年齢層の人の心にも響くものだと思います。障がいのある子どもたちにも音や楽器に触れてもらい、音楽を通して自分を表現したり、新しい楽しみを見出したりするきっかけづくりがしたいです。

最後に、教員採用試験を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。

私自身もそうでしたが、成績が思うように伸びず悩んだり、先の見えない受験勉強から逃げ出したい気持ちになったりと、精神的な壁にぶつかることがあるかもしれません。初等教育学科には、自分のすぐそばに同じ目標に向かって努力する仲間がいます。不安な気持ちに飲み込まれそうな時は、お互いに「絶対合格するよ!」と言葉を掛け合って、励まし、鼓舞し合ってください。自分はひとりではない、素敵な仲間がいるんだということを忘れないで、「チーム初等」で頑張ってほしいです。

教員採用試験を振り返ってみてどうでしたか?

トップに戻る