就実大学で「好き」を学べたことが
自分の支えになりました
内定先を選んだ理由について教えてください。
家電製品が好きだったことが大きな理由です。大学3年生まではひとり暮らしをしていたのですが、自宅で寂しいと感じた時はいつも近所の家電量販店に行き、店内の賑やかな雰囲気を感じていました。面白い製品を見つけると「自分の家にあったら楽しいだろうな」とわくわくした気持ちになり、次第に家電製品を眺めるのが好きになっていきました。
家電量販店での仕事に興味を抱いたのは、アルバイト先で社員の方が「就職するなら好きな商材を扱う会社の方が楽しいと思うよ」とアドバイスをくださったのがきっかけです。「私の好きな商材はなんだろう」と考えた時、すぐに「家電製品だ」と感じました。入社後は、お客様に製品の魅力をしっかり伝えられる販売員になりたいと考えています。
この学部を選んだ理由を教えてください。
高校時代、舞台や小説がとても好きだったからです。就実大学の人文科学部表現文化学科には、言葉や身体を使って表現する、創作活動に特化した講義やコースがあります。他大学の文学部にはない授業を受けられるのではないかと感じ、この学部を選びました。学んでいくうちに日本の歴史的な文学作品に惹かれ、自分は創作活動をすることよりも物語そのものに興味があったことに気がつきました。現在は平安時代の文学研究を行っています。好きなものに没頭できる時間は充実感に満ちています。一人ひとりの興味・関心を大切にし、自由に学べる環境を提供してくれる学部だと思います。
就職活動で役に立った大学での学び・経験は何ですか?
話す機会、文章を書く機会が他の学部よりも多いので、そうした経験が面接や履歴書といった日本語を使う場面で役に立ちました。
私が研究している文学作品そのものが就職活動に活きたことはないかもしれませんが、表現文化学科で得た学びは精神的な面で助けになったと思います。物語の研究やエッセイの執筆をすることで自身の思考力を養うことができましたし、何よりも「自分の世界」をもつことができました。
就職活動を始めてから、「自分自身の個性を失ってしまうかもしれない」という思いを抱くことが多々あったと感じます。
不安に駆られた時は、鍛えた思考力で気持ちと向き合うとともに、培ってきた自分の世界を大切にしようと努めました。そうすることで改めて自身の個性を再確認し、自分らしい就職活動をすることができました。就実大学での知識・経験を「私らしさをしっかり保つ力」に変えられたと思います。
就職活動を振り返ってどうでしたか?
コロナウイルスの影響で就職難が予想されていたため、早いうちから就職活動を始めようと考えていました。主にInstagramや就活サイトを使って情報を収集し、企業説明会に参加しました。コロナ禍だったので、参加した説明会や選考は全てオンラインでした。企業へエントリーする際は、手当たり次第ではなく必ず「自分が興味をもてる仕事かどうか」という基準をもって選んでいました。そのため面接の場でも自分を偽らず、自然体で誠実な受け答えができたと感じます。
選考への準備をしっかりしていても、思うような結果が出ない時は辛かったです。時間をかけて準備しても内定につながらなかった時などには、これまでに費やした時間が無駄になるような感覚に陥りました。ですが、きっと自分に合った企業との出会いがあると思い、興味のある業界や企業について調べ続け、結果的に内定先に巡りあうことができました。
最後に、就職活動を控える在学生に向けてアドバイスやメッセージをお願いします。
なるべく早めに動き始めることを意識してください。特にSPI試験の対策を前もってやっておくと、実力が身に付くだけでなく心の余裕にも繋がるのでいいと思います。
また「自分は本命の会社しか受けない」「内定が決まるまで遊びに行かない」など、高すぎる理想や意識をもって臨むと自分を追い詰めてしまい、かえって良くない結果になってしまうかもしれません。就職活動は精神面の安定が大切だと思います。思うようにいかない時は不安や焦りも出てくると思いますが、「まずは1社内定を獲得しよう」といった身近な目標を立てて、それに向かって進むようにしてみてください。時には趣味や遊びで適度な息抜きもしてほしいと思います。