芯をもつことの大切さを知った就職活動

芯をもつことの大切さを知った

就職活動

2021年度卒
内定先 岡山市中学校教諭(社会科)
学部・学科 人文科学部 総合歴史学科
出身校 岡山県立西大寺高等学校

内定先を選んだ理由について教えてください。

中学校の社会科教諭として採用していただいたのですが、社会・歴史が好きになったのは中学生の頃です。当時、社会科の先生が部活動の顧問で、それは厳しく教えていただきました。当てられた時に「分からないです」とは言えなかったので、死に物狂いで勉強するようになりました。それで気づいたらテストの点数がみるみる良くなっていき、社会科が好きになっていきました。その流れで、社会科の先生を将来の夢にぼんやりと据えたといいますか。周りからも「先生に向いているのでは?」と言われることもあり、面白そうだなと思うようになりました。

そして、地元への恩返しをしたいという思いと、苦手意識が植えつけられる前に生徒に社会科を好きになってもらえたらという思いから、岡山市の中学校教諭に絞って勉強しました。

 

就職後はどんなキャリアを描いていますか?

いずれは教頭・校長になりたいと思っています。ですがまずは、生徒に社会科を好きになってもらうためのアプローチを、いろいろと模索しながら考えていきたいですね。たとえば、生徒の意見を取り入れながら授業を進めていくというのも一つです。

教育実習の模擬授業で学んだのですが、自分ではしっかり生徒と対話していたつもりでも実際は全然足りていなくて。先生が話す時間は20~30%にして、なるべく生徒に考えさせて発言させることが大切だと知りました。生徒の発言に関しても、模範解答ばかりを取り上げるのではなく、いい意味で的外れの意見というか、鋭い着眼点のものを拾って膨らませていきたいです。ただ一方で授業の筋から脱線しすぎてもよくないと思うので、投げかける質問には気を付けたいと思います。

就職後はどんなキャリアを描いていますか?

教員採用試験活動を振り返ってみてどうでしたか?

採用試験に落ちたらどうしようという思いは常にありました。保育・教職支援部の方からは「講師登録をすれば講師として働けるよ」と言ってもらってはいましたが、国語や数学、英語と違い、社会科講師の需要が本当にあるのか不安でした。

実際の採用試験を振り返ると、面接では履歴書に書いた内容についての質問が多かったように思います。私自身ずいぶん身構えていましたが、想像していた面接とは違って「世間話」みたいな感じでした。保育・教職支援部の方にそう報告したら、「そう思えたならいい面接だったのかもね」と言ってくださいました。

それと、教員を目指す学生は特にその必要はなかったのですが、せっかくの機会だと思って一般企業向けの就職ガイダンスにも参加しました。

大学生活での一番の思い出は何ですか?

大学3年生の2月の九州への研修旅行がとても思い出に残っています。研修旅行と言いつつ、実は私はその科目を履修し損ねてしまっていて。周りの友人は大半が履修していたので、みんなで研修旅行に行くというのが羨ましくて、日程を合わせて自腹を切って行きました。何人かの友人にはそのことを伝えていたのですが、ほとんどの人は知らなかったので、集合場所に着いた時に「授業を取っていないのに何でいるの?」みたいになって、それが面白かったですね。言ってみれば個人旅行なので、みんなとは違う場所を自由に訪れたり、近くで開催していたイベントを楽しんだり、充実した時間を過ごせました。本来の形とは違いますが、行ってよかったと思っています。

最後に、就職活動を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。

強い気持ちと自分の“芯”をもって就職活動に取り組んでください。教員になりたいとか、この職業に就きたいという強い思いが、履歴書や面接にも表れると思います。また、就活中はいろんな方からの助言に支えられると思います。ですが、すべてを受け入れるのは難しいと思うので、そういう時にこそ自分の考えやゆるぎない信念が必要です。友人や大学の先生、キャリア支援・開発部、保育・教職支援部の方々、周りの人たちへの感謝の気持ちは忘れず、同時に自分の中にある絶対に譲れない思いを育んでいっていただければと思います。

教員採用試験活動を振り返ってみてどうでしたか?

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