一人一人と向き合い子供たちと共に成長したい

一人一人と向き合い

子供たちと共に成長したい

2020年度卒
内定先 長崎県公立学校教諭(特別支援学校・小学部)
学部・学科 教育学部 教育心理学科
出身校 長崎県立佐世保西高等学校
※2019年度入学生からは初等教育学科へ特別支援学校教諭養成課程が移行

内定先を選んだ理由について教えてください。

大学に進学すると決めた時から、卒業後は地元の長崎で特別支援学校の先生になりたいと思っていました。就実大学に入学したのも、特別支援教育について深く学べる大学だったからです。
私の身近に障がいのある方がいて、それがきっかけで特別支援教育に興味をもつようになりました。将来はそのような方たちを近くでサポートできるような仕事に就きたいと、自然とそう考えるようになっていました。

特別支援教育に関して大学ではどんな学びがありましたか?

例えば「肢体不自由児の摂食指導」の授業では、子供が食べやすい形状の食物はどういうものかを見たり、実際に食べたりすることがありました。食べた時にどんな感じなのか、どういうふうにしたら食べやすくなるかなど、実体験を通じて学ぶことができました。
また大学内で、障がいのある子供をもつ保護者の方からお話を聴く機会もありました。私自身も昔から障がいを抱える人との関わりがありました。だからこそ大学の学びの中で実践的な授業や、実際の現場にふれる機会が多かったことが私の成長につながったと思います。新しい発見がありましたし、様々な考え方があるのだと勉強になりました。障がい者自身や、その障がいの特性によっても、保護者の方の思いや悩みがそれぞれに違うことを改めて知った機会となりました。

特別支援教育に関して大学ではどんな学びがありましたか?

教員採用試験を意識し始めた時期はいつからですか?

3年生の夏です。ちょうどその頃に、4年生の先輩たちが面接練習をしている姿を見学する機会がありました。その様子を間近で見て、1年後に自分がこんなにできるのだろうかと焦ったのを覚えています。
もちろんもっと前から試験に向けて本格的に勉強していた人もいたと思いますが、そのタイミングでほとんどの人が気を引き締めたというか、教員採用試験を意識し始めたのではないかと思います。
実際に私が勉強を始めたのは、3年生の冬、11月~12月頃だったと思います。勉強に必要な資料や書籍をまずは集めて、自分なりに勉強することから始めました。

教員採用試験で大変だったことは何ですか?

先輩たちの面接練習を見学したという話をしましたが、私たちの場合は新型コロナウイルスの影響で、先輩たちのようにみんなで集まって練習することが難しい状況になってしまいました。そのため大勢で集まれなかったり、少人数で集まれたとしても時間的な制限があったりして、充分な練習ができなかったのは大変であり、不安でした。オンラインで練習もしましたが、それはそれで独特の緊張感がありますし、自分は本当に大丈夫なのかなという心配がありました。

保育・教職支援センターを利用することはありましたか?

3年生の1月から願書の準備を始めたのですが、保育・教職支援センターの方にはその際に願書の下書きを何度も添削していただきました。私は一文が長くなってしまいがちだったので、「ここで切ったほうが伝わりやすいよ」と教えていただいたり、言葉の結び方についても指導を受けたりしました。
また、7月の一次試験が終わってから次の二次試験に臨むまでの間に、面接の練習にも付き合ってくださいました。面接の指導では、礼儀作法をしっかり身に付けるところから始まりました。声が小さくてハリがないとの指摘を受けてからは、ハキハキと応えられるように意識しました。最初は自分の言葉で話すこともおぼつかなかったのですが、最終的にはなんとか自分の言葉で考えを伝えられるようになりました。

教員採用試験を意識し始めた時期はいつからですか?
保育・教職支援センターを利用することはありましたか?

大学生活で頑張ったことは何ですか?

特別支援学校にボランティアをさせてもらえるようにお願いをして、子供たちと関わりを持つ機会を自分から作るようにしていました。同じようにボランティアに参加していた周りの学生もそうだと思いますが、決して義務感というわけではなく、実際の現場で学びたい、子供たちと関わりたいという思いからです。とにかく主体性をもって実践的な学びを得られるように努めました。ボランティア以外にも、3年生の時から岡山盲学校で寄宿舎非常勤職員として勤務していたのですが、そこでも現場に出た時のことを意識しながら何事も真剣に取り組むようにしていました。

就職してからはどんなことを大切にしたいですか?

教材や書物からの学びだけだと、考え方が凝り固まってしまうと思っています。例えば、知的障がい者とはこういう接し方をしなければならないと書いてあれば、それが先入観になってしまうかもしれません。しかし、先入観や知識だけを頼りに接するのは少し違うと思います。私は実習やボランティアを通じて子供たちと関わる中で、知的障がいと一言でいっても、子供によって障がいの程度や特性はそれぞれに異なることに気付きました。先入観にとらわれず、その子と直に触れ合って感じたことを大切に、接し方を工夫しなければならないと考えています。そういったことも含め、いろいろと実践していく中で、先輩の先生方や子供たち自身からも学びを得たいと思っています。

就職してからはどんなことを大切にしたいですか?

最後に、就職活動を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。

就職活動に臨むにあたっては不安や心配がある方も多いと思いますが、就実には親身にサポートしてくださる先生方や、同じ目標を持った仲間がたくさんいます。先生方は「最近どう?」「試験勉強どんな感じ?」と声をかけてくださいますし、就実の学生は何事も意欲的に取り組む人が多いので私自身すごく刺激をもらいました。ひとりで抱え込まず、時には周りを頼ってみると新しい学びや発見が得られます。焦らず自分のペースで頑張ってください。

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