周りの方の支えがあったから今の自分がある

周りの方の支えがあったから

今の自分がある

2020年度卒
内定先 姫路市公立保育園
学部・学科 教育学部 初等教育学科
出身校 岡山県立岡山南高等学校

内定先を選んだ理由について教えてください。

県外に出て自分の力を試したいと思ったからです。新しい土地で新しい人間関係を築き、多くの子供たちと出会う中で、保育者として、そして人としても成長し続けていきたいと考えていました。ですから、地元での就職は選択肢になかったんです。最初は公立の保育園に行くか、私立の保育園に行くかで悩んでいたのですが、大学の公務員試験対策講座が始まるタイミングで、公立の園を目指すことにしました。さまざまな自治体の教育施策を調べていく中で、姫路市の施策にとても共感したので採用試験を受けることを決めました。

保育士になろうと思ったのはいつからですか?

私が保育園に通っていた頃のことで、3歳の時ですね。その時の担任の先生は、私が挑戦しようとしていることを一緒に応援してくれて、それができた時には自分のことのように喜んでくれるような先生で。そんな先生のことが大好きだったんです。子供ながらに憧れていました。
大学2年生になって母園の保育園に実習に行った時にもその先生が担当してくださって。私は3歳児の担当だったのですが、偶然その先生も3歳児の担任だったんです。そんなこともあるんだなと嬉しかったです。先生も喜んでくれていました。

保育士になろうと思ったのはいつからですか?

採用試験の流れについて教えてください。

姫路市の職員採用試験に申し込みをしたのは4年生の8月でした。一次試験、二次試験があり、合格発表があったのは11月の初め頃です。
他の自治体もそうだったのかもしれませんが、姫路市の試験は、新型コロナの影響で急遽一次試験が例年より2ヵ月くらい延期になってしまったんです。試験の内容が一部変更になり、急な変更に戸惑うこともありました。

就職活動を振り返ってみてどうでしたか?

採用試験の対策をするにしても、通常は対面で行うところがオンラインになったり、友人と一緒に勉強もなかなかできなかったりしたので、正直孤独感を感じることもありました。
また、私が試験を受ける時点ですでに、民間企業を受けている周りの学生は内定をもらっている人も多くいましたし、私立の保育園を希望している人もどんどん決まっていたので、焦りもありました。ここで決まらなかったらどうしようという気持ちになっていました。
その中でも、友人と連絡を取り合って情報交換したり、姫路市に採用された先輩に試験のアドバイスなどをもらったりしながら、自信を持って試験に臨むようにしました。
就職活動全体としては、自分では90点を付けたいです。残りの10点は、試験対策を毎日頑張れたわけではなかったことと、実際の試験の模擬保育で思うようにできなかった分です。それでも面接官の方には自分の今までの頑張りが少しは伝わったのかなと思うので、よかったと思っています。

OB・OGの方からはどんなアドバイスをもらったのですか?

実技試験では「とにかく笑顔で、はきはきと」を心掛けて臨むようにアドバイスをもらいました。初めての採用試験なのでどうしたらよいのか全く想像がつかなくて不安だったのですが、先輩からの話を聞けたことでイメージが湧いたので安心できました。また、試験のこと以外にも、今後一人暮らしをする時のアドバイスや、現在勤務されている仕事についても聞きました。
コロナ禍で試験を受けたのは私たちが初めてなので、次は私が後輩たちにいいよいアドバイスができたらと思っています。

採用試験の流れについて教えてください。
OB・OGの方からはどんなアドバイスをもらったのですか?

保育・教職支援センターを利用することはありましたか?

保育・教職支援センターでは主に面接の対策をしてくださったのですが、実際に保育現場で働いていたセンターの方に指導していただけました。その中で、保育に対して学ぶことも多くあり、自分の保育に対する考えも改めて見直すことができました。
たとえば、過去の姫路市の模擬保育の試験をもとに、面接形式で指導してもらったことがありました。「地震が起きた時にどういう対応をしますか?」という質問があった時に、どう答えるか。私の頭の中にある知識で話すことと、実際に経験した方の話とでは説得力も違って。「実際の場面を想像しながら話すといいよ」と教えていただきました。

これから大学に入学する高校生に伝えたいことはありますか?

私は大学生活の中で、採用試験の勉強以外にも、実習に行ったり、図書館司書の資格を取ったり、部活をしたり、アルバイトをしたり‥‥‥。自分がやりたいと思ったいろんなことを経験することができました。ですから、これから大学生になる方にも、少しでも興味を持ったことはやってみてほしいです。時間はたっぷりあるようで、意外とあっという間に過ぎていきます。趣味、資格取得、アルバイトなど、さまざまなことに挑戦して楽しい学生生活を送ってください。

これから大学に入学する高校生に伝えたいことはありますか?

最後に、就職活動を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。

就職活動は時に辛く、孤独を感じることもあるかもしれません。その時には、周りの方を頼りながら自分のペースで頑張ってください。私の場合は、先輩から「友達と励まし合いながら一緒に勉強するのがいいよ」と助言をいただいたのですが、就職活動をする時にはコロナ禍でそれが難しい状況でした。しかし、そういう状況だったからこそ、友人や家族、大学の先生方の支えのありがたみをより感じることができたと思います。どんな状況になっても、周りに目を向けてみてください。きっと、手を差し伸べてくれる人がいるはずです。そして、自分自身を信じることで必ず道は開けると思います。

トップに戻る